複数の報道によれば、NikeのFuelBand開発で主要な役割を果たしたJay Blahnik氏がAppleに参加したという話が出ている。同氏がAppleでどのようなプロジェクトに携わるのかは不明だが、現在同社が開発中とされている腕時計型デバイスに何らかの形で関わってくるという説が有力だ。

同件はAll Things Digitalが報じている初報は9 to 5 Macがスクープしたもので、1年のうちの40週を企業講演やコンサルタント業のために世界中を飛び回っていたBlahnik氏が、同職を辞してApple専任として同社に就職したことが説明されている。同氏は以前にもAppleで何らかのプロジェクトに関わっていたことがあるというが、今回のAppleへの移籍は過去何年にもわたるキャリアの集大成とも呼ぶべきものになるとみられる。

問題は、同氏がAppleに参加してどのようなプロジェクトに携わるのかという点だが、多くは「ウェアラブル事業」という予想の点で一致しており、特に噂の腕時計型デバイスがその可能性として示唆されている。つねに身につけて利用することで効果を発揮することの多いウェアラブルデバイスは健康器具はもちろんのこと、スマートフォンやタブレットを補助する情報デバイスとしての機能も持ち合わせる。この成果は比較的遠くない未来に現れるとみられ、非常に楽しみだ。