日本人で初めて、世界の「8,000m峰14座」にすべて登頂したプロ登山家の竹内洋岳氏。その偉業を称えた特別展「挑戦は終わらない~8000m峰14座完登、その先へ」が、兵庫県の植村直己冒険館にて開催される。

期間は2013年7月20日(土)~同年11月26日(火)。入館料は大人500円、高校生200円、小中学生150円。開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

竹内洋岳氏

竹内氏がダウラギリI峰に登るとき、実際に使った特別仕様のPRO TREK「PRX-7000T」

「8,000m峰14座」とは、地球上の8,000mを越える14座を指す(一般的に高い山を数えるときに「座」とする)。竹内洋岳氏は、2012年5月20日に、14座目のダウラギリI峰(8,167m)に登頂。日本人として初めて、8,000m峰14座すべての登頂を果たした。この功績によって、2012年の「植村直己冒険賞」を受賞している。

今回の特別展では、ダウラギリ登頂のときに竹内氏が身に付けていた、カシオ計算機のアウトドアウオッチ「PRO TREK MANASLU(プロトレック マナスル)」を展示。PRO TREKシリーズの中でも最上級ラインに位置付けられるMANASLUの、「PRX-7000T」をベースにした特別モデルだ。時計の針のカラーリングなどが特別仕様となっている。PRO TREKシリーズの開発者が、この「特別な1本の時計」を持って、竹内氏のベースキャンプ(ネパール)まで届けに行ったというエピソードがある。

竹内氏の腕に収まる特別仕様の「PRX-7000T」

ベースモデルの「PRX-7000T」は、PRO TREK MANASLUシリーズで初のフルアナログ仕様(写真左)。2012年10月には、竹内氏の8,000m峰14座登頂達成を記念したスペシャルモデル「14 Summiter Limited Model(14サミッター・リミテッド・モデル) PWX-8000T」が発売(写真右)。こちらは全世界でたったの300個という限定モデルだったので、今から手に入れるのは困難。なお竹内氏が実際に使ったPRX-7000Tとは、都市コードリングの色など一部が異なる