韓国サムスン・エレクトロニクスは18日、韓国・ソウルでSSD関連の発表会「2013 Samsung SSD Global Summit」を開催。同サミットの会場において、コンシューマー向けの新型2.5インチSSD「Samsung SSD 840 EVO」を発表した。

Samsung SSD 840 EVOは、2012年に登場したSamsung SSD 840の後継となる。TLC NANDフラッシュを採用したメインストリーム向け製品でありながら、ハイエンド製品のSamsung SSD 840 PROに匹敵する性能を実現したことが魅力だ。

例えば、Samsung SSD 840 120GBモデルのシーケンシャルリード速度は最大530MB/s、シーケンシャルライト速度は最大130MB/sだったが、今回のSamsung SSD 840 EVOは、シーケンシャルリード速度が最大540MB/s、シーケンシャルライト速度が最大410MB/sに向上しており、特にライト速度の向上が著しい。Samsung SSD 840 EVOでは、世界最小となる10ナノ台プロセスで製造された128Gbit TLC NANDフラッシュと、新型コントローラ「MEX」を搭載することで、従来比で約3倍のシーケンシャルライト速度を実現したという。

新製品の「Samsung SSD 840 EVO」。容量のラインナップは120GB / 250GB/ 500GB/ 750GB/ 1TBが用意され、製品のカラーも変更されている

左がSamsung SSD 840 EVOの製品パッケージ。サムスンのSSDは製品パッケージにもこだわっていることが特徴だ

Samsung SSD 840 EVOのPCアップグレードソリューションパッケージに含まれているもの。SSD本体やユーティリティが入ったCD-ROMのほか、SATA-USB 3.0変換コネクタ(従来のUSB 2.0対応からUSB3.0対応に進化)、厚さの違いを吸収するためのスペーサーも付属する

容量も、Samsung SSD 840では120GB / 250GB / 500GBの3モデルが用意されていたが、今回のSamsung SSD 840 EVOでは、さらに750GBと1TBの大容量モデルが追加され、合計5モデルとなる。発売は8月上旬の予定となっているが、日本での発売時期や価格は未定。詳細は発表会の中で明らかにされると思われるので、追ってレポートする。