ディーアンドエムホールディングスは7月5日、マランツのネットワークAVレシーバー「SR6008」を発表した。発売は8月上旬で、希望小売価格は126,000円。

ネットワークAVレシーバー「SR6008」(上)とSR6008の背面パネル

SR6008は、最新の映像/音声フォーマットやネットワークが利用できる7.1chのAVレシーバー。DTX Neo:X、Audyssey DSX、DOlby Pro Logic IIzに対応しており、フロントハイやフロントワイドチャンネルを追加することで、サラウンド空間を拡張することができる。

プリアンプ部には、同社独自の高速アンプモジュールHDAMを搭載した電流帰還型増幅回路を採用。実用最大出力220Wのパワーアンプは、7chフルディスクリート構成だ。デジタルオーディオ部は一新されており、192kHz/24bit対応D/Aコンバーターや新型のオペアンプ、カスタムコンデンサーなどが採用されている。

HDMIは、入力7系統/出力2系統を装備する。4K映像のパススルーや4Kへのアップスケールに対応。HDMI CEC機能(テレビとのリンク機能)や、子画面のプレビューを見ながら入力を切り替えるInstaPrevue機能、ゾーン出力も利用できる。

画面を見ながら、スピーカーの接続などのセットアップを行う「セットアップアシスタント」を搭載。スピーカーのターミナルは一列配置され、チャンネルごとに色分けされている。最大8ポイントでの測定により、各チャンネルの音響特性の設定を行う「Audyssey MultEQ XT」を採用。日本語に対応したOSDにより、再生中の映像に重ねて設定を行うことができる。

ネットワーク機能では、DLNA 1.5、インターネットラジオ、AirPlayに対応。DLNA機能では、192kHz/24bitのFLAC、WAVファイル、96kHz/24bitのApple Losslessファイルのハイレゾサウンド再生が可能なほか、Windows Media Playerの出力機器としても利用できる。

定格出力 110W×7(8Ω 20Hz～20kHz THD 0,08%)
周波数特性 10Hz～100kHz(+1 -3dB ダイレクトモード時)
HDMI端子 7入力(フロント×1)/2出力(モニター×1/ゾーン×1)
映像入力 コンポーネント×2/コンポジット×4
映像出力 コンポーネント×1/コンポジット×1
音声入力 アナログ×6/7.1ch×1/Phono(MM)×1/光デジタル×2/同軸デジタル×2
音声出力 7.2chプリアウト×1/ゾーンプリアウト×1/反吐ホン×1
その他の入力 ネットワーク×1/USB×1/M-XPort×1
消費電力 650W
サイズ W440×D388×H161mm
重量 11.2kg