ディレクター・片山千種さん

昨年、同社の大阪オフィスから転勤してきたというディレクターの片山千種さん。デスクに置かれたものはみなシンプルだが、普通に見えるアイテム実はもきっちり理由があって選ばれたものだ。

打ち合わせなどのメモ書きに愛用しているのは筆ペン。片方が細字の水性ペンになっているタイプで、普段のメモはこちらで書き、キャッチコピーなど強調したい部分には筆を使用する。また、仕事で使うカメラはキヤノンのEOS 60Dで、注目したいのはしっかりとした革製のストラップ。大阪・南船場の革製カメラ用品店「acru」の「カシェ・バナーヌ」。よく動き回りながら撮影をするため、首にかかる部分をバナナ型に、クッションを厚めに、などの要望に合わせて作ってもらったそうだ。

移動しながらの撮影に適したデザインの革製ストラップ「カシェ・バナーヌ」(1万3,650円)

高校時代から使っているというペンケースには、デッサン用の鉛筆がぎっしり。絵コンテを描く時などに使うという

物欲でなく、良いと思うものをきっちり選んで使い、それが多分に可愛げを含んでいるところがクリエイターらしい選択眼だ。

「以前勤めていた会社を退職する時に、唯一欲しいと言ってもらって来た」というマッサージ器"ツボQ2(キュッキュ)"を頭に装着してくれた

スリッパ代わりの下駄は「音もいいです」とお気に入り。着物が趣味だそう