Safari、カメラ、写真などの主力アプリも大幅に更新

一般的にスマートフォンでよく使われる機能としてあげられるのが、ウェブブラウザとカメラ、写真閲覧だ。iOS 7でもでもこれらの機能の強化がなされている。

Safariはモバイルデバイスからのトラフィックで最もシェアを獲得しているウェブブラウザであることがAppleのプレゼンテーションから発表されたが、アドレスバーと検索バーの統合、フルスクリーンブラウジング、スワイプによるナビゲーションなどの使い勝手の向上が行われた。また、これまでも対応していたタブは、ウェブページをフォルダに差し込んだ書類のように上から見る形で選択できるように変更されている。

カメラ機能のインターフェイスも刷新された。通常の写真・パノラマに加えて正方形の写真を撮影できるようになったほか、ライブフィルタ機能が追加された。これまで、写真にフィルタをかける際には撮影した写真を加工するというプロセスだったが、ライブフィルタの場合、フィルタがかかった状態で写真が撮影できるようになる。

また写真アプリによる閲覧も、非常にスマートになった。これまでただ写真が羅列されているだけだったが、「Moments」と呼ばれる単位での分類が可能になり、また1年間の写真を束ねて見ることもできるようになっている。

Safariのタブ切り替え。ウェブページを上から見る、という発想はなかった。8枚という制限もなくなり、また他のデバイスのSafariで開いているタブから選択することができるようになった

カメラはライブフィルタに対応した。フィルタがかかった状態で写真を撮影することができるようになる

写真はMomentsという分類の単位が導入され、位置情報や日時などで写真を束ねておくことができるようになった