ボーズは6月6日、インナーイヤータイプのノイズキャンセリングヘッドホン「Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」を発表した。認定ディーラーやボーズ直営店、ボーズ・オンラインストアで9月より販売され、オンラインストアでは8月より予約が開始される。標準価格は31,500円。

「Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」

ボーズ初となるインナーイヤータイプのノイズキャンセリングヘッドホン。小型高性能マイクを2つ搭載しており、ハウジングの外側に配置されたマイクが外部からの騒音を、内側に配置されたマイクが耳に侵入してくる騒音をモニタリングする。検知された騒音は、ケーブル中程にあるコントロールモジュールに送られ、逆位相(逆向き)の音波を再生することで騒音を相殺するという仕組みだ。これに加えて、新開発のイヤーチップ「StayHear+(ステイヒア・プラス)チップ」が、安定した装着と高い遮音性を実現する。

ヘッドホンを外さずに周囲の音を確認したい場合に便利な「Awareモード」を搭載。Y字ジョイント部分に備えられたボタンを押すことで、通常のモード(ノイズキャンセルがオンの状態)からAwareモードに切り替わる。駅や空港で、音楽を再生させたままアナウンスをちょっと確認したい場合など、簡単にモードを切り替えることが可能だ。

音質面でも、ボーズ独自の技術で高いクオリティを実現。ポート(穴)を設けた独特の構造で迫力ある低音再生を可能にする「TriPortテクノロジー」、自然な音質を再現するアクティブ・イコライゼーションなどを搭載している。

バッテリーはコントロールモジュールに内蔵のリチウムイオン充電池を使用し、フル充電で約16時間の再生が可能。ヘッドホン部分のサイズはW27×D17×H38mm(片側、Mサイズチップ装着時)、重量は44g(Mサイズチップ装着時)となっている。

なお、製品にはiOS端末向けとiOS端末以外のプレーヤー向けが用意されている。いずれもY字ジョイント部にマイク付きリモコンが備えられており、iOS端末向けでは通話・終話、再生・停止のほか音量調整が可能となっている。

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