シャープは14日、ノートPC向けのIGZO液晶パネルを3タイプ、同社の亀山第2工場にて生産開始することを発表した。ラインナップは11.3型/14型/15.6型で、最大解像度は3,200×1,800ドット。2013年1月から生産を始めている13.3型と合わせて、ノートPC向けIGZO液晶パネルのラインナップ拡充を図る。

生産開始する液晶パネルは、同社のIGZO技術の採用によって薄膜トランジスタを小型化し、光の透過率を向上。画素密度を高め、低消費電力化も実現できるため、ノートPCのバッテリ駆動時間を延ばすことにも貢献する。また、タッチパネル対応の設計も可能という。

シャープでは、今後もIGZO液晶パネルが有する高精細表示や省エネなどの特性を生かし、スマートフォンやタブレット、ノートPC、4Kディスプレイなどに向け、ラインナップを拡大していくとしている。

ノートPC向けIGZO液晶パネルの主な仕様

画面サイズ 11.3型 14型 15.6型 13.3型(量産中)
画素数 2,560×1,440ドット
(WQHD)
3,200×1,800ドット
(WQHD+)
3,200×1,800ドット
(WQHD+)
2,560×1,440ドット
(WQHD)
画素密度 253ppi 262ppi 235ppi 221ppi