ここ最近、4.8~5インチの大型ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォンが多数発表されている。このディスプレイ大型化の流れは「動画や電子書籍を快適に視聴・閲覧したい」というユーザーニーズに答えた結果と言えるだろう。その反面、手のサイズの小さな女性などから「大きすぎる」という不満も出ている。

日本の携帯電話ユーザーは、親指を使ったテンキー入力を好んで利用する人が多い。この傾向はテンキーを搭載したフィーチャー・フォン全盛期からで、スマートフォンが流行してからも続いている。自身のスマートフォンの文字入力をテンキーに設定し、フリック操作で入力しているという人も多いのではないだろうか。また、そういった人の中で、前述の女性のように、「大型ディスプレイを搭載したスマートフォンでは画面の端まで指が届かない……」と感じている方も数多くいると思う。

そこで筆者は、「大画面のスマートフォンでテンキー入力を快適に行う方法」として、米Googleの提供するGoogle日本語入力の利用を提案したい。

Google日本語入力はレイアウトを左右どちらかに寄せる事ができる

Google日本語入力は、米Googleが提供するアプリケーションで、お馴染みのテンキーやQWERTYキーに加え、ローマ字入力することを目的に開発されたGodanキーを好みに合わせて使い分けることができる。実は同アプリでは、設定項目でキーボードの配置を左右どちらかに寄せる事ができるのだ。

Google日本語入力の設定でレイアウトを左右どちらかに設定しよう

この機能を利用すれば手の小さな女性でも無理なく文字入力が可能なはずだ。大型ディスプレイのAndroidスマートフォンの文字入力に悩んでいる人は一度試して頂きたい。なお、同様の機能を備えた日本語入力アプリをプリインストールスマートフォンもあるので、自身の端末の設定項目をチェックしてみるとよいだろう。