Core iプロセッサ搭載でデスクワークもサクサク

W700のCPUは、Intel Core i3-3217U(1.8GHz)、W700DはIntel Core i5-3337U(1.8GHz)だ。メモリはいずれも4GB搭載している。WIndowsエクスペリエンスインデックスは基本スコアがどちらも5.4で、そのほかの数値は画面写真の通り。Webブラウザはもちろん、PDFの閲覧などもサクサクこなせる。Windows 8タブレットとして、この処理能力の高さは強力だ。

ICONIA W700のWindowsエクスペリエンスインデックス

ICONIA W700DのWindowsエクスペリエンスインデックス

「PCMark7」と「PCMark Vantage」(64bit版)の結果は以下の通りだ。PCMarkでは、Creativity scoreが高く、画像や動画の閲覧、編集などが快適に行えることを示している。計算性能を測定するComutation scoreや、ストレージ性能を測定するSystem sorage scoreも良好だ。

ストレージについては、SSDを搭載し、起動や再起動で待たされる印象はない。惜しいのはW700の容量が64GBと少ないこと。PCとして本格的に利用することを考えると、心もとない。ちなみに試用機の空き容量は31.2GBだった。一方のW700Dは128GB SSDを搭載しているので、64GBのW700よりは余裕がある。

■ PCMark 7 ICONIA W700 ICONIA W700D ■ PCMark Vantage 64bit ICONIA W700 ICONIA W700D
PCMark score 3683 4353 PCMark Score N/A N/A
Lightweight score 2524 3094 Memories Score 5510 6312
Productivity score 1500 2275 TV and Movies Score N/A N/A
Creativity score 8455 8860 Gaming Score 7988 7067
Entertainment score 2474 2690 Music Score 11044 11546
Computation score 13187 13076 Communications Score N/A N/A
System storage score 5245 5387 Productivity Score N/A N/A
HDD Score 40737 52172

W700の空き容量は31.2GB。プリインストールソフトは最小限だ。写真はオリジナルのランチャアプリ「acerRing」。画面を5本指でタップすると起動

このほか、BBenchを利用して、バッテリ駆動時間もテストした。60秒ごとにWebを巡回し、10秒ごとにキーストローク出力という設定でテストしたところ、結果はW700が約6時間23分、W700Dが7時間だった。カタログ値の約9時間には及ばす、PC的な使い方ではバッテリ駆動時間が短くなりやすい。ただ連続使用でこれだけのバッテリ駆動時間なら、日常的なシーンでバッテリが持たなくて困るということはなさそうだ。

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