ソニーは、2012年9月28日に発表したオリンパスとの医療事業の合弁会社設立に向けた準備の進捗状況を公表した。2012年12月21日での情報開示では、2013年4月1日までに設立できる見通しとしていたが、一部の国での政府当局、監督官庁による審査に想定より時間が掛かり、遅れていると発表した。

ソニーとオリンパスは、2012年9月に医療事業合弁会社を設立する協業契約を結んだ(写真は10月1日に開催された記者会見の様子)

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ソニーとオリンパスの合弁会社設立は2013年1月以降 - 当初予定変更の見通し(2012年12月21日)

両社は2012年9月28日に、オリンパスがソニーに対する第三者割当による新株発行を行う資本提携、ならびに業務提携を行う旨の契約を締結していた。業務提携に関しては、デジタルカメラなどのイメージングデバイス事業でお互いが強みを持つキーデバイスを供給し合うほか、医療分野での提携も行うとしていた。

これに伴い、医療事業を行う合弁会社を設立することで合意していたが、2012年12月21日に、一部の国で政府当局、監督官庁による必要な承認を取得するための審査が当初想定より時間が掛かっているとして、設立が遅れる見通しを示していた。

今回の見通しでは、審査が想定より時間を要しているとするものの、最終段階にあると発表されており、設立日が確定次第改めて報告するとしている。