iPadの充電について調べた

まず、iPadの充電について調べてみた。アップルのサイトで確認したところ、iPadにおけるバッテリ充電は「付属のケーブルとUSB電源アダプタを使ってiPadをコンセントに接続」または「付属のケーブルを使って、高電力型USBポート2.0に接続」とされている。つまり、パソコンのUSBポートから充電する場合、Low Power仕様のUSB2.0ポートではなく、「5V 500mA」仕様のポートを利用せよということだ。

ちなみに付属するUSB電源アダプタは、10W仕様。インプットは100V-0.45Aで、アウトプットが5.1V-2.1Aとなる。

USBアダプタのスペックを考慮してiPadの充電環境を考えると「5.1V-2.1A」の電力を確保できればよいことになる。

しかし、サイトには次のような注意も書かれていた。「iPadは、同梱されているUSB電源アダプタで充電するよう設計されています。」。そして、「高電力型USBポートが搭載されているコンピュータに接続した場合も、時間は長くかかりますが充電できます。」と。

さらには衝撃の一文「大半のWindowsパソコンまたは以前のMacコンピュータに搭載されている標準的なUSBポートを使ってコンピュータに接続すると、充電はされますが、iPadがスリープモードの場合に限られます。~中略~電源を切ったコンピュータ、またはスリープモードかスタンバイモードのコンピュータにiPadを接続すると、iPadのバッテリーの残量が低下し続けます。」。

つまりはだ、パソコンのUSBを使ってiPadを充電するなら、iPadをスリープモードにしなければならず、またその状態であっても、長時間充電の必要があるということだ。

iPadをパソコンのフロントUSBにて充電してみた。結果「充電していません」の文字が……。一応充電されているみたいだけど、効率は相当悪い。ちなみに後述する「mobile VOLTAGE」(MLCP-4000)を使って充電(「5V/最大0.5A」ポート利用)してみても結果は同じ

今度は「mobile VOLTAGE」(MLCP-4000)の「5V/最大2.1A」ポート利用して充電。ちゃんと充電されている

おそらく担当は、適切な充電のつもりでパソコンと接続し、さらにはiPadをスリープさせずに利用していたから充電に時間がかかったのだろう。なんともありがちなシーンだが、実はダメな例だったわけだ。後編に続く......