スペイン・バルセロナで開催された携帯関連見本市「Mobile World Congress 2013」においてASUSは、同イベント初日に発表した「PadFone Infinity」と「FonePad」を展示していた。

PadFone Infinityは、大画面ディスプレイを搭載したタブレットとスマートフォンが一体となった同社のユニークな製品「PadFone 2」のハイエンド版となり、プロセッサやボディ素材などが刷新されている。

PadFone Infinity。タブレットとスマートフォンが一体となった製品

スマートフォンのボディは高級感のあるアルミニウムを採用し、5インチのフルHD画面を搭載。CPUには1.7GHz動作のクアッドコアSnapdragonを採用し、13メガピクセルのカメラも備える。さらに、同社のパソコン向けマザーボードで培った技術を利用した電力効率を搭載。3G通話時間は最大で19時間利用することができるという。

スマホを差し込んでタブレットとして利用可能

タブレットのほうは、フルHDの10.1インチディスプレイと大型バッテリを備え、背面にスマートフォンをドッキングすることでタブレットとして利用できるようになっている。

同製品は、一部地域において、4月より発売を開始する。

Fonepadは、タブレットでありながら音声通話にも対応した製品。7インチのWXGAディスプレイを搭載。チップセットに1.2GHzのIntel Atom Z2420を搭載する点が特徴。OSはAndroid Jelly Beanを採用。欧州ではフロントカメラのみでストレージは16GB、アジア太平洋では3メガピクセルのメインカメラを搭載するがストレージ8GBなど各地で仕様が異なるという。

Fonepad。提供地域により、カメラの有無など仕様が異なる

このほかASUSでは、「ASUS Open Cloud Computing」というコンセプトの展示も行われていた。ASUS Open Cloud Computingは、ユビキタスコンピューティングソリューションで、端末間で画面を共有する「AO Screen」、クラウドに保存したコンテンツにアクセスする「AO Link」などのサービスで構成される。

ASUS Open Cloud Computingのデモ