東芝は12日、23型フルHDデスクトップPC最上位モデル「dynabook REGZA PC D732」の2013年春モデルを発表。2月15日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は220,000円前後。

春モデルではTV視聴ソフトウェアを一新したほか、「Microsoft Office Home and Business 2013」を搭載している。カラーはプレシャスブラック、リュクスホワイト、シャイニーレッドの3色。

「dynabook REGZA PC D732」2013年春モデル

TV視聴ソフトウェアが「dynabook TV Center」として刷新され、これまで不可だった、録画番組の簡易編集が可能となった。簡易編集機能では、チャプターを作成し、不要な部分をスキップして、ストレージやDVD、ブルーレイなどに録画番組を保存できる。また、最大12倍だった長時間録画機能は、地上デジタル録画時で最大14倍、BS/110度CSデジタル録画時で最大20倍へ延伸した。

ほか、REGZAマイスターによる色調整、REGZA用番組表をPC向けに調整した新番組表など、液晶テレビ「REGZA」のノウハウを取り入れたという。

主な仕様は、CPUが第3世代のIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、OSがWindows 8 64bit。

主なインタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×2、HDMI入力×1、D4入力×1、ヘッドホン出力、マイク入力、約100万画素Webカメラ、SDカードスロットなど。

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN。TVチューナーは、地上デジタル×1(今スグTV)、地上/BS/110度CSデジタル×2。

本体サイズはW562×D190×H439mm、重量は約9.5kg。写真・動画編集ソフトウェアは、最新の「Adobe Photoshop Erements 11」、「Adobe Premiere Erements 11」へ変更されている。

このほか、春モデル共通の独自ソフトウェア「AirGet for TOSHIBA」や「MediaSync」にも対応する。「AirGet for TOSHIBA」は、スマートフォンやタブレットで撮影した写真や動画を、ワイヤレスでPCに保存できるもの。また、DLNA対応ソフトウェア「MediaSync」は、新たにDTCP-IPに対応。対応機器での録画番組の再生や持ち出しなどが可能となった。

なお、購入時点では、「MediaSync」は有線のみに対応し、ワイヤレス対応版は2月中旬をめどに、ユーザーが手動ダウンロードする必要がある。同様に、春モデルで提供予定のチュートリアル動画「動画で学ぶOffice2013」「動画で学ぶクラウド」「動画で学ぶSkype」も、後日ダウンロードとなる予定。