NTTドコモから発売されている「GALAXY Note II SC-02E」(サムスン電子製)は、5.5インチディスプレイを備え1.6GHzクアッドコアCPUを搭載する人気シリーズ最新機種である。SノートやSプランナーなど、使い勝手の良いオリジナル機能を満載しているのが特長だ。

GALAXY Note II SC-02E

中でもマルチウィンドウは、ユーザビリティの向上に大きく貢献する機能となっている。そこで本稿では、GALAXY Note IIのマルチウィンドウ機能の利用方法をおさらいしていきたい。

マルチウィンドウを起動させる

マルチウィンドウ機能は、ブラウザを起動しながらメールを書くなど、2つのアプリを同時に利用できる機能。端末の「戻る」キーを長押しすることで起動できる。利用できる機能は、Gmail、マップ、ブラウザ、Sノート、YouTube、Polaris Officeなど13アプリにおよぶ。デフォルトでは利用可能な全てのアプリが一覧表示されるが、その中からよく使うアプリだけ表示させることも可能だ。なお事前に、設定の「ディスプレイ」欄にある「マルチウィンドウ」のチェックボタンがチェックされているか確認しておこう。

マルチウィンドウを起動させると、ディスプレイ左端にアプリ一覧のシートが表示される(写真左)。利用しないアプリは「ここにドラッグ」にドラッグして整理(写真中)

「編集」ボタンをタップすると、シートの整理をすることができる。シートに表示されたアプリのアイコンを長押しすれば、アプリの配置変えが可能だ。使わないアイコンは、画面中央にドロップすればシートには表示されなくなる。シートの表示位置を上下左右の好きなところへ変更することも可能。

アプリの表示 / 非表示、表示位置は任意で変えられる(写真左)。シートの表示位置も、上下左右の好きなところへ変更できる

最初に起動させるアプリは、タップするか画面中央にドロップすれば良い。ふたつめのアプリは画面にドロップする。この際、ディスプレイのどちら側に表示させるか選択することになる。ウィンドウの大きさは、任意で変更可能だ。

Sノートを起動してから(写真左)、画面下半分にギャラリーを表示させてみる

ウィンドウの大きさは任意で変更できる

起動できるアプリは、デフォルトで登録されている13種類に限る。好みのアプリを新規で追加することはできないので、その点は注意して欲しい。ギャラリーや動画プレイヤー、オフィスソフトなど一通りのものが登録されているので不便は感じないだろう。

横画面表示にも対応している

どんなことができる?

ここでは、実際の利用例を挙げていきたい。私事になるが、筆者は出先で記事を仕上げる機会が多い。写真のレイアウトを考えながら原稿を書かなければいけないため、写真と原稿が同時に確認できるデバイス、すなわちノートPCがこれまで欠かせなかった。しかし本端末があれば、マルチウィンドウ機能で「Poralis Office 4」とギャラリーを同時起動できるので、ノートPCのような快適さで仕事を進められるのだ。これは非常に嬉しかった。