TMPGEnc Video Mastering Works 5 V5.2.4.68(グラフ48~49)

ペガシス
http://www.pegasys-inc.com/ja/index.html

ここからエンコード系2つ。まずはTMPGEnc Video Mastering Works 5である。実は今回利用したバージョンは最新(原稿執筆時点での最新版はV5.3.1.85)ではない。というのは、この最新版ではこれまでエンコードのソースに利用できていたWMV9HDフォーマットのMovieが認識出来なくなってしまったからだ。V5.2.4.68では問題なく認識してエンコードできるので、これはソフト側の問題と判断、今回はやや古いバージョンでのテストを行った。

さてグラフ48は4本のエンコードをまとめて行ったトータルでの処理性能、グラフ49は各々のエンコード性能をそれぞれみたものになる。まずグラフ48であるが、FX-8350はFX-8150よりも性能改善されているものの、Core i5-3570Kにはやや遠いという結果が今回も再現されていた。特に4Thread(4本の動画を同時にエンコード)のケースではFX-8350がかなり有利な筈だが、それでもCore i5-3570Kに及ばなかったのはちょっと残念である。

グラフ49はこれを個別に見たものだが、さらに性能ギャップが大きくなっているのが判る。今回はQuick Sync Videoなどを使わない、純粋にCPU性能のみでのエンコード比較であるが、それでも残念ながらFX-8350はCore i5-3570Kに及ばなかった。

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