引張強度試験

バンドの強度試験。セットした時計のバンドをゆっくりと力をかけながら引っ張り、「時計-試験方法(JIS B 7001)における規定重量(MAX200N)」を超えても切れたり外れたりしないことを確認する。

引張強度試験機に「GXW-56」をセットする小山氏

上下の糸巻きが、ウレタンバンドを徐々に引っ張っていく

ウレタンバンドにかかっている引張重量を表示。現在、約210N(21kg)

音声が流れますのでご注意ください

なお、これはあくまで出荷時の性能であり、経年劣化により性能は低下する。ただし、性能低下にはメンテナンスの状態や湿度、紫外線などさまざまな要素が絡み合っており、そのシミュレートは極めて難しいそうだ。

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今回、厳しい試験を続々と目の当たりにして、改めてG-SHOCKの頑丈さと、数々の試験に裏付けられた"頼れるタフネス"を実感できた。開発・製造の背景を知ることで、私たちの手首で黙々と時を刻み続けるG-SHOCKがまた一層、愛おしく思えてくるだろう。