ブラザー工業およびブラザー販売は23日、同社のインクジェットプリンタ/複合機の新ブランド「PRIVIO(プリビオ)」の家庭向けラインナップ「PRIVIO BASIC(プリビオ ベーシック)」にて、計15機種を発表。この中で、コードレス電話子機付モデルは、カラーバリエーションや子機数違いを含め計10機種。価格はいずれもオープンで、10月上旬から発売する。

コードレス電話付きモデル最上位の「MFC-J960」

プリント/コピー/スキャナ機能/FAX/コードレス電話付の"全部入り"となる最上位の「MFC-J960」は、白・黒のカラーバリエーションや、子機台数の違いで4モデルを用意。店頭予想価格は45,000円前後からで、いずれのモデルも子機1台につき、価格が8,000円前後上昇する。

MFC-J960DN-W

MFC-J960DWN-W

MFC-J960DN-B

MFC-J960DWN-B

タッチパネルは3.3型TFT液晶で、最大15枚の自動両面ADF、有線/無線LAN、レーベルプリント機能などを搭載。従来の写真やWebページなどに加え、新たにOffice文書がプリント可能となったスマートフォン向けアプリ「Brother iPrint&Scan」に対応するほか、FacebookやEvernote、Dropboxなど6種類のクラウドサービスが利用できる。また、アップルの「AirPrint」にも対応。

主な仕様は、最大解像度が6,000×1,200dpiで、インクがシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色独立。最小インクサイズは1.5pl。ランニングコストはL判写真で約18.8円。印刷速度はA4カラーで約10秒、A4モノクロで約12秒。前面カセットの給紙容量は最大100枚。対応用紙はサイズはL判からA4。消費電力はコピー時で約22W。イメージセンサーの光学解像度は1,200dpi×2,400dpi。

インタフェースはUSB 2.0×1ポート(USB DIRECT-PRINT/PictBridge、USBメモリ)、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)。メモリカードスロットの対応メディアは、メモリースティックDuo/PRO Duo、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、マルチメディアカード/plus。

本体サイズはW475×D378×H180mm、重量は約9.3kg。製品天板内にあるデコレーションシートを取り換えて本体デザインを変更できる「きせかえデコ」も利用できる。

クラウド機能を省いた上位モデル「MFC-J860」

MFC-J960と同じく3.3型のタッチTFT液晶を載せたコードレス子機付の「MFC-J860」は、子機台数の違いで2モデルを用意。主な仕様はMFC-J860とほぼ同等だが、有線LANやクラウド、ADF、きせかえ機能などを省き、FAX機能はワイヤレスとなる。また、CD/DVD/BDレーベル印刷や、自動両面プリントにも対応。店頭予想価格は38,000円前後から。

本体サイズはW405×D378×H160mm、重量は約7.7kg。

MFC-J860-DN

MFC-J860-DWN

無線でプリントできるエントリー機「MFC-J810」

MFC-J860から自動両面プリント機能や、CD/DVD/BDレーベル印刷機能などを省いたエントリーモデル。MFC-J860と同じく、FAXの接続インタフェースは無線LANとなる。店頭予想価格は34,000円前後から。

本体サイズと重量はMFC-J860と同等で、W405×D378×H160mmと約7.7kg。

MFC-J810DN

MFC-J810-DWN

シンプルなFAX付きお手頃モデル「MFC-J710」

1.9型のSTNタッチパネル液晶や、手差しトレイが付いたシンプルなお手頃モデル。MFC-J710有線/無線LANインタフェースを搭載せず、クラウド機能やスマートフォンからのプリント機能などを省いている。店頭予想価格は28,000円前後から。

本体サイズはW475×D378×H160mm、重量は約8.1kg。

MFC-J710D

MFC-J710DW