ついに明らかになった新しいOffice

7月16日(現地時間)、「Office 15」のコード名で開発が進められていたMicrosoftの次期「Office」の概要が発表され、同時にすべての機能を試用可能なプレビュー版が公開されました。公開されたオフィススイートは、個人向けの「Office Professional 2013 プレビュー」と中小企業向けの「Office 365 Small Business Premium プレビュー」、大規模組織向けの「Office 365 ProPlus プレビュー」、そしてエンタープライズ向けに統合クラウドサービスを組み込んだ「Office 365 Enterprise プレビュー」の4種類。そのほかにも「Visio」や「Project」といったビジネス向けソフトのプレビュー版も公開されています。

今回公開された複数のプレビュー版のうち、仕事や家庭で使う個人のPCではOffice Professional 2013 プレビューを利用します。そこで本稿ではOffice Professional 2013 プレビューの利用を前提に解説します。

図01 Excel 2013 プレビューの画面。基本的な機能やインタフェースはあまり変わりませんが、Windows 8のMetroスタイル風のデザインになりました

Office Professional 2013 プレビューには、以下のアプリケーションが含まれています。

  • Word 2013 プレビュー
  • Excel 2013 プレビュー
  • PowerPoint 2013 プレビュー
  • OneNote 2013 プレビュー
  • Outlook 2013 プレビュー
  • Access 2013 プレビュー
  • Publisher 2013 プレビュー

製品の詳細や発売時期などはまだ発表されていませんが、Office 2010のようにWordとExcelのみの廉価版、PowerPoint入りのビジネス向け、全部が入るのProfessionalといった複数のエディションが用意されると思われます。どんなエディションを選ぶかはさておき、この機会にすべてのアプリケーションに触れてみてはいかがでしょうか。

なお、Office Professional 2013 プレビューはインストールした日付に関係なく、2013年6月30日まで試用できます。1年弱もすべての機能を使えるなんて太っ腹ですね! もちろん、製品版では新たな機能が追加されていたり、不具合が解消されたりしますのでプレビュー版で慣れた上で製品版を購入するのがよいでしょう。さて、Office Professional 2013 プレビューの動作に必要なシステム要件は以下のとおりです。

システム要件

/ 32ビット版 64ビット版
プロセッサ 1GHz以上 1GHz以上(SSE2命令セット対応)
メモリ 1GB以上 2GB以上
HDDの空き容量 3.5GB以上
OS Windows 7(32ビット、64ビット)、Windows Server 2008 R2、Windows 8 Release Preview(32ビット、64ビット)
グラフィック DirectX10対応グラフィックボード
画面解像度 1,024×576ピクセル
追加要件 .NET Framework 3.5

Office Professional 2013プレビューには32ビット版と64ビット版が用意されていますが、64ビット版のOSを使っている人でも32ビット版Officeをおすすめします。2GB超のファイルを編集するなら64ビット版のほうが高速ですが、現状ではアドインなどは32ビット向けに作られていることが多く、64ビット版Officeでは不安定になる可能性があります。特に今回はプレビュー版ですので、動作や処理速度の検証を行なうのでなければ、32ビット版を利用することにします。

なお64ビット版の「プロセッサ」にある「SSE2命令セット」とは、CPUに内蔵するマルチメディア関連の命令セットのことです。Intel製なら2001年のPentium 4以降のCPUに、AMD製CPUなら2003年発売のAthlon 64から対応しています。現在のPCではほぼ問題なく動作すると思われますが、確認したい人は「CPU-Z」などのフリーソフトを使うといいでしょう。