パナソニックは7月3日、ホームベーカリーの新モデル3製品「SD-BMS105」「SD-BM105」「SD-BH105」を発表した。発売は9月10日。価格はオープンで、推定市場価格は、SD-BMS105が36,000円前後、SD-BM105が28,000円前後、SD-BH105が20,000円前後となっている。

【左】約54分でクイックブレッドを焼ける「クイックブレッド コース」を搭載したホームベーカリー「SD-BMS105」 【右】クイックブレッドの例

3モデルとも、1斤タイプのホームベーカリー。最大の特徴となっているのが「クイックブレッド コース」の搭載だ。クイックブレッドは、「パンを速く焼く」という意味ではなく、ベーキングパウダーや重曹を使うことで、イースト菌による発酵を省略したパン。スコーンなどに代表され、最近では国内の専門店でも取り扱いが増えてきている。

3モデルでは、このクイックブレッドを約54分で焼き上げることができる。なお、2回ある"練り"行程の間に、手動で粉落としを行う必要があるため、タイマー予約での運転には対応していない。

また、「ジャム コース」と「コンポート コース」も新搭載。コンポート コースは同社独自の機能で、果物を過熱した際に荷崩れが起こらないように、綿密な温度管理が行われている。

3モデルは搭載するメニュー数が異なっており、スタンダードモデルのSD-BH105が19メニュー、SD-BM105は22メニュー、SD-BMS105は30メニューを搭載する。SD-BMS105とSD-BM105は、約60分で餅ができる「もち コース」「うどん・パスタ生地 コース」を搭載。さらに、上位モデルのSD-BMS105のみ、「ブリオッシュ コース」「ライ麦パン コース」「パン・ド・ミ コース」「具材粗混ぜ機能」を搭載し、蒸しパンなどを作る際に使用する「スチームケース」も付属している。

本体サイズは、SD-BMS105とSD-BM105がW241×D304×H345mmで、SD-BH105がW241×D304×H327mm。重量はSD-BMS105が6.2kgで、他の2モデルが6kgだ。消費電力は共通で、ヒーター部分が370W、モーター部分が80W(50Hz地域)/75W(60Hz地域)となっている。