バッファローは6日、無線LAN(Wi-Fi)を簡単に設定できる独自の技術「AOSS」を発展させた「AOSS2」を発表した。スマートフォンやタブレットだけで、インターネット回線とWi-Fiの接続設定が行える。同時にAOSS2対応の無線LANルータも発表し、6月中旬より順次出荷する。価格は8,500円より。

従来のAOSSは、あらかじめPCを使って回線設定などが必要だったが、AOSS2ではこれを省略。PCを使わなくても、スマートフォンやタブレットだけで回線設定とWi-Fi設定ができるようになった。

スマートフォンやタブレットに専用アプリは不要だが、AOSS2に対応した無線LANルータが必要。端末側の標準設定画面からAOSS2対応の無線LANルータにWi-Fi接続し、端末側でWebブラウザを起動すると、無線LANルータの認証画面が表示される。端末から必要な情報を入力すると、無線LANルータがインターネット回線を判別して自動で接続設定を行う。回線種別によっては、PPPoEのユーザーID/パスワードの入力が必要だ。

また、従来のAOSSとも互換性がある。AOSS2対応の無線LANルータと、従来のAOSSに対応した機器(ゲーム機やプリンタ/複合機など)を、簡単にWi-Fi接続できる。

同時に、AOSS2に対応した無線LANルータを3モデルで展開。無線LANルータの単品だけでなく、USB子機セット、イーサネットコンバータセットなども用意する。

「WZR-450HP」はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)と最大450Mbps通信(理論値)に対応。6月中旬より発売し、価格は13,600円

「WZR-600DHP」はIEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)と最大300Mbps通信(理論値)に対応。7月上旬より発売し、価格は10,600円

「WZR-300HP」はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)と最大300Mbps通信(理論値)に対応。6月下旬より発売し、価格は8,500円