背面モニターには、3型という大画面の有機ELを搭載する。上向きに80度、下向きに50度の範囲で可動するチルト式で、ローアングルやハイアングルからの撮影を楽に行える。斜め方向から見ると画面がやや緑色がかって見えるという弱点はあるものの、それ以外では精細感は高く、暗所でも明所でもまずまずの視認性がある。

有機ELモニターの上部には、144万ドットの液晶を組み込んだ電子ビューファインダーを用意。こちらも十分な見やすさがあり、ボディをしっかりと構えて撮影したい場合に重宝する。有機ELモニターと電子ビューファインダーは、アイセンサーによる自動切り替え、またはボタン操作による手動の切り替えで使い分けられる。

上方向に80度まで、下方向に50度まで可動するチルト式の有機ELモニター

有機ELはタッチパネルに対応。AFエリアの移動や撮影などをタッチ操作で行える

機能面の一番の見どころは、世界初となる5軸対応のセンサーシフト式手ブレ補正機構を搭載したこと。5軸とは、上下と左右の角度ブレという一般的なブレ補正に、水平のシフトブレ、垂直のシフトブレ、光軸回転のブレの3つを加えたもの。シフトブレは撮影倍率が高くなるほど生じやすいため、特にマクロ撮影時には大きなメリットがある。

手ブレ補正の効果はシャッター速度に換算して最大で約5段分。試用では、標準ズームの50mm側(35mmフィルム換算で100mm相当)を使った場合、シャッター速度が1/4秒でも、約9割の撮影カットはブレずに撮影できた。

カスタムメニューから「半押し中手ぶれ補正」をオンにすることで、ファインダー像のブレを補正できる点にも注目したい。ボディ内補正機構を採用した従来の製品では、ファインダー像のブレが補正されなかったのが難点だったが、その弱点をきっちりと解消している。

電子ビューファインダーは有機ELモニターの上部、レンズの光軸上に配置されている

手ブレ補正の設定画面。流し撮り用の補正モードも選べる