FreeDOSの活用方法

これで終えては面白くありませんので、FreeDOS on the VMwareで行うチューニングやアプリケーションをいくつか紹介しましょう。まずはネットワーク設定。もともとFreeDOSはインターネットへアクセスするパケットドライバーやIPアドレスの割り当てを行うDHCPクライアントが用意されていますが、前述の手順ではどれも無効の状態になっています。

こちらは「Autoexecx.bat」ファイル内でコメントアウトされているだけですので、パケットドライバーである「LH PCNTPK INT=0x60」と、DHCPクライアントとなる「DHCP」のコメントを削除してください。後はFreeDOSを再起動する「reboot」コマンドを実行すれば、起動時からパケットドライバーの読み込みおよびDHCPサーバーへのアクセスが行われるようになります(図50~54)。

図50 コマンドプロンプトに「edit autoexec.bat」と入力して[Enter]キーを押します

図51 「autoexec.bat」ファイルの中盤にある「LH PCNTPK INT=0x60」「DHCP」の先頭ある「REM」を削除します

図52 [Alt]+[F]キーを押して<File>メニューを開き、<Save>を選択して変更を保存します。続いて同メニューから<Exit>を選択しください

図53 コマンドプロンプトに「reboot」と入力して[Enter]キーを押し、FreeDOSを再起動します

図54 すると起動時に実行されるAutoexec.batから、パケットドライバーが組み込まれDHCPサーバーからIPアドレスなどを取得できます