Z77マザーボードがさらに追加

先週、一斉に発売となった7シリーズ・チップセット搭載マザーボードであるが、今週も引き続き、いくつかのモデルが入荷している。

GIGABYTEの「G1.Sniper M3」は、同社のゲーマー向けブランド「G1-Killer」シリーズで初となるZ77搭載マザーボード。マイクロATXモデルであるが、Creative「Sound Core3D」オーディオやニチコン製ハイエンドコンデンサを搭載し、2wayまでのCrossFireX/SLIをサポートするなど、高機能モデルに仕上がっている。価格は20,000円前後だ。

GIGABYTEの「G1.Sniper M3」。G1-Killerシリーズでは初のマイクロATXマザー

PCI Express x16形状のスロットは3本あるが、帯域はx16/x8/x4となる

製品デザインはE-ATX版の上位モデル「G1.Sniper 3」(未発売)に近いが、拡張スロットが少ないほか(PCIスロットも省略)、Qualcomm「Atheros Killer E2201」LANチップが省略されるなど、一部機能は非搭載。ただゲーマー向けのマイクロATXマザーはそれほど種類が多くないので、面白い選択肢にはなるだろう。

すでに大量の製品が発売となっているASUSからは「P8Z77-V LK」が新登場。ラインナップ的には上位モデル「P8Z77-V」(21,000円前後)と下位モデル「P8Z77-V LX」(15,000円前後)の間に入るモデルで、無線LANやTPUなどが省略されている以外は、上位モデルに近い印象だ。価格は18,000円前後。

ASUSの「P8Z77-V LK」。価格的にもちょうどP8Z77-VとP8Z77-V LXの間

拡張スロットやバックパネルI/Oの構成は上位モデルP8Z77-Vと同じ

Ivy Bridgeは登場前だが、ドスパラパーツ館では、現行のLGA1155 CPUとの同時購入で割引となるキャンペーンを実施中。対象となるのはASUS/ASRock/GIGABYTEのZ77/H77/B75/Z68搭載マザーボードで、価格によって3,000円~500円引きとなる。

割引額は、2万円以上で3,000円、1万円以上で1,000円、それ未満で500円

安価なMini-ITXマザーボードも

注目なのはASRockから発売されたMini-ITXマザーボード3モデル。Z77を搭載する「Z77E-ITX」、H77を搭載する「H77M-ITX」、B75を搭載する「B75M-ITX」で、価格はそれぞれ16,000円前後、11,000円前後、9,500円前後と安価だ。Z77搭載のMini-ITXマザーボードはこのZ77E-ITXが初となる。

Z77E-ITXは同社上位モデルに採用されるゴールドコンデンサを搭載。無線LANも搭載し、USB3.0も4ポート用意されているなど、Mini-ITXながら充実したスペックを誇る。拡張スロットはPCI Express x16とMini PCI Express(無線LANカードが搭載済み)で、裏面側にはmSATAコネクタも用意されている。

Z77を搭載する「Z77E-ITX」。6+2フェーズ電源など、しっかりした作り

バックパネルは、DVI/HDMI/DisplayPortや、USB3.0×4ポートなど

廉価版のH77M-ITXとB75M-ITXは、同じデザインの基板を採用。違いはチップセットの機能くらいで、基板上のSATA3.0コネクタの数はH77M-ITXが2個でB75M-ITXが1個となっている。

H77を搭載する「H77M-ITX」

B75を搭載する「B75M-ITX」