富士通は10日、同社の企業向けデスクトップPC「ESPRIMO D570/B」と対人センサー搭載の液晶ディスプレイ「VL-178SRL」が、川崎市がCO2削減に貢献する川崎発の製品・技術を評価する「低CO2川崎パイロットブランド'11」に選定されたことを発表した。

「ESPRIMO D570/B」と「VL-178SRL」

選定の理由は、それぞれ以下のとおり。

ESPRIMO D570/B

  • 待機時にCPUの消費電力を低減するなどの電源制御を行い、デスクトップPCでは業界最高水準となる約14Wの消費電力を実現
  • 本体電源をオフにするとディスプレイへの電源供給もストップし、ディスプレイの消し忘れを防止する電源連動式サービスコンセントを標準搭載することで、待機電力の削減を実現
  • 待機時の消費電力をゼロにするメインスイッチを標準搭載

VL-178SRL

  • 対人センサー搭載により、離席時に自動的にディスプレイ表示をオフにし、消費電力の低減を実現

同社によれば、このPCとディスプレイの組み合わせにより、ライフサイクルでのCO2排出量は2008年発売の旧モデルと比較して約28%削減できたという。材料の調達・使用段階のCO2排出量も大きく削減している。

「低CO2川崎パイロットブランド'11」のロゴマーク

川崎市では、低炭素社会のものづくりを応援するため、ライフサイクル全体でCO2削減に貢献している川崎発の製品・技術(ブランド)などを選定して評価しており、2012年度からの本格実施に向け、2009年度から2011年度にかけて「低CO2川崎パイロットブランド」を試行的に実施している。


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