ソニーは24日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」の新モデル「NW-E060」シリーズおよびスピーカー付きモデル「NW-E060K」シリーズを発表した。いずれも発売は2月11日で、価格はオープン。推定市場価格は内蔵メモリ容量2GBのモデル「NW-E062」「NW-E062K」がそれぞれ9,000円前後、11,000円前後で、4GBメモリのモデル「NW-E063」「NW-E063K」がそれぞれ11,000円前後、13,000円前後となっている。

「NW-E060」シリーズ(写真上段)、スピーカー付属の「NW-E060K」シリーズ(写真下段)ともに、カラーはピンク、レッド、ブルー、ブラックの4色をラインナップ

従来モデル「NW-E050」シリーズでは非搭載だったデジタルノイズキャンセリング機能が追加された。同機能は、「電車・バス」「航空機」「室内」と3つのモードを用意。使用環境によってモードを使い分けることで最大限のノイズ低減効果を得ることが可能。同社公表のノイズカット率は98%(17dB時)となっている。

画面上部に「NC」とあるとおり、デジタルノイズキャンセリング機能を新たに搭載

そのほか、高音域を補間してクリアな音を再現する「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」や、ステレオサウンドの左・右チャンネルの混在を抑制する「CLEAR STEREO」、大音量時の低音のひずみを抑える「CLEAR BASS」など、各種の高音質化機能を従来モデルに引き続き搭載している。

「NW-E060K」シリーズに付属するスピーカーも、従来モデルより音質やデザインが改善された。従来モデルはスピーカーが下向きに設置されていたが、本シリーズでは前向きに設置され、より音を聴きやすくなっている。出力も「NW-E050K」シリーズ付属スピーカーでは0.5Wだったのに対して、「NW-E060K」シリーズ付属のものでは1Wと大きくなっている。さらに、低域と高域の改善や、明瞭感の向上もなされた。

メモリ容量以外の本体仕様は各モデル共通となっており、対応する音楽ファイル形式がMP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、リニアPCM、AAC、HE-AAC、動画再生には対応していない。ヘッドホン実用最大出力は5W×2(16Ω/mW)、モニターは160×128ドット・1.4型液晶で、「歌詞ピタ」や「ちょい聴きmora」にも対応。そのほか、外部機器を接続してダイレクトエンコードを行う機能や、FMラジオチューナーを搭載する。バッテリーは内蔵式のリチウムイオン充電池で、連続再生時間はデジタルノイズキャンセリング機能のオフ時が最長30時間(MP3再生時)、オン時が最長24時間(同)だ。サイズはW34.8×D9.1×H77.5mm、重量は37gで、「NW-E050」シリーズの厚さ9.8mm・重量43gより薄型・軽量化がなされている。

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