ソニーは13日、ウォークマンの「S760」シリーズ、「A860」シリーズを発表した。「S760」シリーズはスタンダードモデルの「S760」と、ドッキングスピーカー付属モデル「S760K」、そしてBluetoothヘッドホンが付属する「S760T」の3タイプのパッケージがラインナップされる。発売は10月8日で、価格はオープン。

推定市場価格はタッチパネル搭載モデルの「A860」シリーズが、64GBメモリの「NW-A867」が35,000円前後、32GBメモリの「NW-A866」が25,000円前後、16GBメモリの「NW-A865」が20,000円前後の見込みだ。

一方、「S760」シリーズの推定市場価格は、32GBメモリの「NW-S766」が20,000円前後、16GBメモリの「NW-S765」が17,000円前後、8GBメモリの「NW-S764」が14,000円前後。ドッキングスピーカー付属の「NW-S765K」(16GB)が20,000円前後、「NW-S764K」(8GB)が12,000円前後、Bluetoothヘッドホン付属の「NW-S764T」(8GB)が14,000円前後、

タッチパネル操作可能な「NW-A860」シリーズ

「NW-S760」シリーズは8色のボディカラーを選べる

「S760」シリーズは「S750」シリーズの、「A860」シリーズは「A850」シリーズのそれぞれ延長線上にある製品。両シリーズともデジタルノイズキャンセリングシステムを搭載し、「S760」シリーズはアナログアンプ、「A860」シリーズは新開発のデジタルアンプ「S-Master MX」を採用する。S-Master MXは音の歪みや変換時に生じるノイズレベルを最小に抑え、ウォークマン史上最高音質を実現したという。

「NW-A860」シリーズはS-Master MXを搭載し、ウォークマン史上最高音質を達成

同時発表された「NW-Z1000」シリーズも含めた3シリーズ全てで、Bluetoothに対応

また、S760Tに付属するBluetoothヘッドホンは、アナログのノイズキャンセリングシステムを搭載。S760Tには、S760/760Kと同様に、有線タイプの13.5mmEXヘッドホンも付属する。このヘッドホンを使用した場合には、デジタルノイズキャンセリングシステムを使用可能だ。S760T以外の「S760」シリーズや「A860」シリーズも、本体にBluetoothユニットを内蔵する。S760Tに付属するものと同等のBluetoothヘッドホン「MDR-NWBT10N」が、専用オプションとして発売される(発売は10月8日、価格:オープン、推定市場価格:7,000円前後)。

S760Tに付属する、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetoothヘッドホン。クリップ式のコントローラーは、邪魔にならないサイズ

そのほか、Bluetoothによるワイヤレス接続に対応したDockスピーカーなどのオプション製品も発売される。ノイズキャンセリングヘッドホンやワイヤレスヘッドホンではリモコンが邪魔になるケースが少なくないが、S760T付属のBluetoothヘッドホン「MDR-NWBT10N」では、コントローラー部分を小型化(右の写真を参照)。クリップタイプで、使用時にも邪魔になりにくい。一方で、この小型化のためにヘッドホンのバッテリー容量は限られたものとなり、連続再生時間はノイズキャンセリングオフの場合で約3.5時間、オンの場合で約3時間となっている。充電時間:約2.5時間)。そこで用意されているのが「おすそわけ充電機能」。付属のケーブルを使って、ウォークマンからヘッドホンに充電を行うことが可能だ。さらに1系統のUSBポートから、ウォークマンとヘッドホンの両方に充電を行える。

搭載しているディスプレイは「S760」シリーズが2型TFT液晶(320×240ドット)で、「A860」シリーズが2.8型TFT液晶(400×240ドット)。バッテリーはいずれも内蔵型のリチウムイオン充電池で、連続再生時間は「S760」シリーズが音楽再生時で最長50時間、動画再生時で最長10時間で、「A860」シリーズが音楽再生時で最長23時間、動画再生時で最長5時間となっている。満充電までの時間は「S760」シリーズが約3時間で、「A860」シリーズが約1.5時間。本体サイズ/重量は「S760」シリーズが約W44.3×D8.4×H97.5mm/約57g、「A860」シリーズが約W52.5×D9.3×H96.9mm/約77g(サイズはいずれも最大外形寸法)。