快適さを劇的に向上させるオプションパーツ

オプションが豊富であることにも注目したい。「ThinkPad Tablet キーボード・フォリオ・ケース」はUSB接続して利用できる専用キーボードだ。実際に取り付けてみると、最早ノートPCそのものといった印象だ。キーボードはEnterキーなどが多少小さい作りではあるものの、さすがThinkPadという使い心地。ポインティングデバイスとしてトラックポイント風の赤いボタンを配置しているのも、マニア心をくすぐる。ボタントップにセンサーが配置されているものであるため、実際のトラックポイントほどぐりぐりと動かせるわけではないが、文字入力をしながら狭い範囲で移動するには十分だ。

画面角度は3段階で調整可能で、キーボード奥にある溝部分にマグネットが内蔵されており、本体がぴったりと固定される。キーボードを取り付けたまま持ち運ぶことは可能だが、かなり厚くなってしまう。普段はデスクにキーボードを配置しておき、本体は移動中に使用するのが一般的だろうが、必要とあれば一緒に持ち運ぶこともできる。

キーボードを必要としない場合には本体カバーとなる「ThinkPad Tablet フォリオ・ケース」がある。本体をしっかりカバーするだけでなく、スタンドとしても使用可能だ。側面のポート部分やカメラなども問題なく使用できるのも利点だろう。マグネットでの留め金などはないが、高級感のあるマットな質感だ。

デスクでクレードルとして利用できる「ThinkPad Tablet ドック」もよい。充電中のタブレットというのは邪魔になりがちだが、これに立てておけば充電やPCとの接続も快適に行える。USBポートもドック側にあるから、手持ちのキーボードと接続してもよいだろう。

まるでThinkPadになる「ThinkPad Tablet キーボード・フォリオ・ケース」

キー配列に変形はなく、安価なノートPCよりしっかりしたキータッチだ

カバーとスタンドとして利用できる「ThinkPad Tablet フォリオ・ケース」

クレードルのように利用できる「ThinkPad Tablet ドック」

「ThinkPad Tablet ドック」にはマイク端子やUSB端子が付属している