ティアックは15日、「TASCAM」ブランドのハンディタイプリニアPCMレコーダー「DR-100MKII」を発表した。11月下旬より発売を開始する。価格はオープンで、推定市場価格は4万円前後と見込まれる。

ハイエンドリニアPCMレコーダー「DR-100II」

DR-100MKIIは、プロユースにも対応するハイエンドなリニアPCMレコーダー。基本的なスペックは従来機「DR-100」を蹈襲しており、16bit/24bitの量子化ビット数、44.1kHz/44kHz/96kHzのサンプリングレートでのリニアPCM録音と、32k~320kbpsのMP3形式での録音(サンプリングレートは44.1kHz/44kHz)が可能だ。記録メディアはSD/SDHCカードで、製品には2GBのSDカードが付属する。電源はリチウムイオン充電池、単3形電池×2本、ACアダプターとなっているが、オプションのバッテリーパック(BP-6AA)も利用可能だ。なお、44.1kHz/16bitのリニアPCM形式録音時のバッテリー持続時間は、リチウムイオン充電池で連続約6時間、アルカリ電池で約2時間45分、ニッケル水素充電池で約4時間となっている。本体サイズはW80×D35×H153mmで、重量は290g(バッテリー除く)となっている。

製品にはPC接続用のMini USBケーブル、バッテリーパック、ワイヤレス/ワイヤード両対応のリモコン、ソフトケース、ウインドスクリーンが付属する。

従来機からの主な変更点は、底面に用意されたバランス入力端子がロック付きとなり、従来機同様に+48Vのファントム電源を供給できるマイク端子として利用できる点。そのほか、スタジオ機器では一般的な+4dBuラインレベル入力にも対応している。ライン入力時には、20dBのヘッドルームを確保。また、新たに光デジタル入力も可能となった(REMOTE端子と排他使用)。本体上部に配置された単一指向性/無指向性のマイクユニットも、高音質化されている。