Nestの共同設立者でCEOを務めるTony Fadell氏

Nest Labsが10月25日(米国時間)にスマート・サーモスタット(室温自動調節器)「Nest Learning Thermostat」を発表した。Nestは"iPodの生みの親"として知られるTony Fadell氏がApple退職後に立ち上げた会社だ。

Nest Learning Thermostatは、81×81×40.6ミリ(重さ198グラム)の小さなサイズで、筐体全体が温度を設定するダイヤルになっている。Nestは取り付けサービスも用意しているが、購入者が自ら各家庭に備え付けられているサーモスタットと簡単に交換できるという。

従来のサーモスタットとの違いは、Nestが利用者の行動を学び、利用者にとって快適な温度を維持しながら省エネを実現してくれる点だ。利用者はいくつかの質問に答え、あとはダイヤルを回して好みの温度に設定するだけ。Nestはしばらく利用者が温度を上げ下げする行動パターンを学び、就寝・起床時間、家で過ごす時間が多い曜日などスケジュールを組み立て、そして自動的に温度を調節し始める。Auto-Awayという機能が用意されており、Nestのセンサーがしばらく人の動きを感知しない状態が続くと不在であると判断して自動的に不在モードに切り換える。

冷房中、20分で華氏72度に

だれも家にいない時は自動的に不在モードに切りかわる

タブレット(iPad)からの操作も可能

Nestが利用者の温度設定パターンを学んだ後、利用者がいつもより電力を消費しない温度に設定するとNestは葉っぱのマークを表示する。このマークを確認することで、利用者はNestが効率的に室温を調整する以上の省エネに挑戦できる。Nest本体でスケジュールの調節、エネルギー使用量/節約量の確認などを行えるが、NestはWi-Fi機能を備えており、ネット経由でパソコン、スマートフォン、タブレットからもコントロール可能。サポートするセキュリティ機能は、AES-128、SSL/TLS、WEP、WPA/WPA2など。

価格は249ドルで、取り付けサービスは119ドル。米国で11月中の出荷予定となっている。