HTC NIPPONは5日、au向けに提供するWiMAX搭載スマートフォン「HTC EVO 3D ISW12HT」の発表会を開催した。会場にはタッチ&トライコーナーが設置され、HTC EVO 3D ISW12HTのその触り心地を試すことができた。

HTC EVO 3D ISW12HTはWiMAX搭載スマートフォン第2弾としてKDDI、沖縄セルラーから発売が予定されている最新機種。7日の発売開始に先駆けて、今回のプレスイベントが開催された。

ディスプレイは4.3インチの大画面3D液晶

同機種はデュアルコアCPUを搭載しており、前機種HTC EVO ISW11HTと比較してブラウザの処理スピードが1.5倍、アプリを2つ起動させるスピードが2倍になったという。また、非同期デュアルプロセッサをサポートしているので、表で動画の再生スピードを維持しながら、裏でHDMI出力をするなどの複雑な処理も得意にしている。

HTC Senseは最新バージョンの3.0が採用された

前面に付いているサブカメラではSkypeが楽しめるほか、「ミラー」というアプリで手鏡のように使うことも可能

前面下部にはホーム、メニュー、バック、検索キーを配置(写真左)。側面にはmicroUSB端子や音量キー、シャッターボタンなどがある

背面にはデュアルレンズの3Dカメラを搭載。これにより、3D写真や3D動画を撮影できる。側面には2Dと3Dの切り替えスイッチが配置されている

シャッターを押すだけで、瞬時に3D写真や3D動画が撮影できる(写真左)。また、ゲームなどのコンテンツを3Dで楽しむことも可能

発表会では、はじめにHTC本社北アジア地域のプレジデントであるジャック・トン氏から挨拶があり、続いてHTC本社最高製品責任者の小寺康司氏から新製品の説明が行われた。

壇上のジャック・トン氏(写真左)と小寺康司氏

本機種には「HTC Watch」という映画ダウンロードサービスが提供される。これにより、ユーザーは高画質な映画をいつでもどこでも楽しめるようになる。HTC Watchはまずハリウッド映画を中心としたコンテンツ配信サービスとして出発し、ゆくゆくは邦画の配信もできるようにする方針とのことだ。

本体をHDMI対応テレビに接続すれば、映画をテレビの大画面で視聴することも可能

動画はHTC EVO 3D ISW12HTにプリインストールされたアプリで分割などの編集ができる。また、動画投稿サイトなどへのアップロードもシームレスにできるようになっている。

パソコンを使わずに動画の編集ができるのはとても便利だ

HTC Senseのバージョンが3.0になったことで、電源を入れロック解除すると同時にアプリを起動できる「スマートロック機能」の利用や、より立体的でリアルな天気予報などが楽しめるようになった。また、ワイヤレスでプリンターに接続して写真などを印刷することも可能だという。

更なるユーザビリティの向上が図られたHTC Senseバージョン3.0

そのほか、前機種と同じように本端末をモバイルWi-Fiルーターとして利用する「Wi-Fiテザリング機能」も搭載。PC、タブレット機、携帯ゲーム端末、デジタルオーディオプレイヤーなど最大8台のWi-Fi対応機器をインターネットに接続させることができる。

このテザリング機能があれば外出先でも重宝するだろう

スペシャルゲストには長谷川理恵さん(モデル・タレント)、三船美佳さん(女優・タレント)、桐島ローランドさん(カメラマン)、森田正光さん(気象予報士)が招かれた。4氏とも、HTC EVO 3D ISW12HTの特長である超高速レスポンスや映画のダウンロードおよび視聴、3Dカメラの使い心地やリアルな表現の天気予報などの機能を堪能している様子だった。