任天堂は28日、2011年2月26日から国内で販売が開始されたニンテンドー3DSのメーカー希望小売価格を、2011年8月11日から当初の25,000円から15,000円に改定すると発表した。

ニンテンドー3DS。画像は2011年7月14日から発売された新色「フレアレッド」

今回の価格改定の主な理由として、同社は「ソフトが充実する年末商戦に向け、ニンテンドー3DSの普及に勢いをつけるため」としている。また、海外においても、値下げの幅・時期は異なるが、第2四半期会計期間中(2011年7月~9月)に実施する予定だという。

また、すでに購入済み、または8月10日までに購入予定のユーザーを対象に「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」が適用される。このプログラムは、2011年8月10日の23時59分までに、すでに所持しているニンテンドー3DSをインターネットに接続し、「ニンテンドーeショップ」にアクセス。8月10日までに、一度でもアクセスしたユーザーは、「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」の参加者として登録される。

「ニンテンドー3DS アンバサダー・プログラム」参加者には9月1日より、ファミコン・バーチャルコンソールタイトルから10タイトルが無償配信される。タイトル例として、『スーパーマリオブラザーズ』『ドンキーコングJR.』『バルーンファイト』『アイスクライマー』『ゼルダの伝説』がラインナップされており、これらは年末までに配信予定のファミコン・バーチャルコンソールタイトルを先行配信するものだが、後に追加機能のある正式版が有償配信された際に、無償でアップデートが可能。

さらに年内に、ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールタイトルから10タイトルを無償配信するという。タイトル例は『スーパーマリオアドバンス3』『マリオカートアドバンス』『メトロイドフュージョン』『メイドインワリオ』『マリオvs.ドンキーコング』となっており、これらのタイトルはアンバサダー・プログラム参加者のみへの配信となる予定で、ニンテンドー3DS用としては将来も販売の予定はないとしている。

なお、今回の発表に合わせて、ニンテンドー3DS専用ソフト『スーパーマリオ3Dランド』を2011年11月に、『マリオカート7』を12月にそれぞれ発売することも告知されている。