日立アプライアンスは26日、IHジャー炊飯器「圧力&スチーム 真空熱封」(RZ-W1000K)を8月中旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は約9万円。

「圧力&スチーム 真空熱封」RZ-W1000K。カラーはメタリックレッドとパールホワイトの2色

同製品は、内釜を取り囲む内壁に断熱効果のある真空容器を使った新構造「真空熱封」を採用した、最大炊飯容量1.0LのIHジャー炊飯器。「真空熱封」の断熱効果によって内釜から熱が逃げにくくなるため、蒸らし過程で加熱時間を短縮しながらも、100度以上の高温を従来モデル「RZ-MV100K」より約5分長い約25分間維持することができる。

また、最高1.3気圧の圧力で内釜内を最高107度の高温状態にすると同時に、高温スチームを送り込む炊飯方式「圧力&スチーム」と、炊きあげ時に出た蒸気を水に戻して蒸らし時にスチームに再利用する「給水レス オートスチーマー」を引き続き採用。

「真空熱封」の断熱効果は、保温時においても一定の温度を維持するための加熱時間を短くでき、「給水レス オートスチーマー」で保温時にも定期的にスチームを送り込むことで、ごはんの乾燥を抑えることができる。炊飯直後のごはん水分量を100%とした場合、40時間の保温後は101.2%となり、炊きたて時とほとんど代わらないという。

そのほかの特徴として、内釜にIH発熱効率の高い鉄を使い、大火力を引き出せる厚さ3mmの「大火力 打込み鉄釜」を使用。同鉄釜や「真空熱封」、蒸気を外に出さずに熱を利用する「蒸気リサイクル」機構などによって高い省エネ性も実現している。さらに、電気をほとんど使わない「節電保温」も搭載。炊飯以外にも温泉卵やケーキなどが作れる「バラエティー調理」機能も引き続き利用でき、ふたの上面に操作パネルを配置する使いやすさに配慮したデザインを同社では初めて採用している。