あとは先の手順を参考にレジストリエディターを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFontキーに文字列値「932..」を作成。値のデータを「IPAゴシック」に変更し、レジストリエディター終了後にコンピューターを再起動しましょう(図39)。

図39 Windows 7を再起動すると一覧に「IPAゴシック」が加わります。同項目を選択して<OK>ボタンをクリックします

Windows 7が再起動したらプロパティダイアログの<フォント>タブを開いてみましょう。同じように「IPAゴシック」が選択可能になりますが、そのままでは、正しく動作しません。筆者の環境に依存するのかもしれませんが、初期状態のフォントサイズでは、スクロール時に“ゴミ”が残ってしまい、正しく描画されませんでした。このトラブルは各フォントと同じフォントサイズ「14」に変更することで回避できますので、忘れずに設定してください(図40~43)。

図40 確かにフォントは変更されましたが、描画のゴミが残ってしまいます

図41 今度はフォントサイズを「14」に変更して<OK>ボタンをクリックします

図42 これで問題なく描画されるようになりました

図43 <レイアウト>タブでは、ウィンドウサイズ(文字数)を設定します

最後はコマンドプロンプトに表示させる文字数の設定を行いましょう。これらの数値は<レイアウト>タブで指定し、初期状態では、80×25文字となっています。ここで変更すべきは「画面のバッファーサイズ」セクションと「ウィンドウのサイズ」セクションの両者を変更する点に注意してください。横サイズは「画面のバッファーサイズ」セクションの「幅」と「ウィンドウのサイズ」セクションの「幅」を変更し、縦サイズは「ウィンドウのサイズ」セクションの「高さ」のみを変更します(図44)。

図44 80×25文字の状態。これが初期状態です

「画面バッファーのサイズ」セクションにある「高さ」はスクロールバーで参照できる領域を指す数値ですが、初期状態の「300」で問題ないでしょう。もし、足りない場合は使用スタイルに応じて変更してください。筆者は100×30文字で使っていますが、もし足りない場合はデスクトップサイズに応じて変更しましょう(図45)。

図45 100×30文字の状態。ログファイルやヘルプも見やすくなります