韓国Samsungは3月22日(米国時間)、タブレット端末「GALAXY Tab」ファミリーの新製品「GALAXY Tab 8.9」「GALAXY Tab 10.1」の2機種を発表した。2製品とも厚さ8.6mmの薄型ブレット端末。

GALAXY Tab 8.9。寸法は230.9×157.8×8.6mm、重量は470g

GALAXY Tab 10.1。寸法は256.6×172.9×8.6mm、重量は595g

GALAXY Tab 8.9は8.9インチWXGA(1280x800) ディスプレイ、GALAXY Tab 10.1は10.1インチWXGA(1280x800)ディスプレイを搭載したタブレット端末。2機種ともに、現在米国で開催されている通信関連イベント「CTIA Wireless 2011」で発表された。GALAXY Tab 10.1は2月にスペインで開催された「Mobile World Congress 2011」で発表した機種の米国モデルとなる。

2機種はともに1GHzのデュアルコアアプリケーションプロセッサを搭載し、OSはAndroid 3.0(Honeycomb)を採用。独自のユーザーインタフェース(UI)「TouchWiz」も搭載する。通信では、3Gは下り最大21MbpsのHSPA+に対応、Wi-FiはIEEE 801.11 a/b/g/nをサポートする。このほか、BluetoothやUSB 2.0ポートも備え、背面に3メガピクセルのメインカメラ、フロントにも2メガピクセルのインカメラを搭載する。なお2機種はともに16GB、32GB、64GBの計3モデルで展開する。

独自UIのTouchWizでは、ウィジェットを動かしてホーム画面をカスタマイズできる「Live Panel」、タスクマネージャやカレンダーなどよく利用するアプリを集め、他のアプリを利用中に起動できる「Mini Apps Tray」などが利用可能。

このほか、GALAXYスマートフォンでも提供している「Hub」も搭載。電子メールや連絡帳などを統合する「Social Hub」、電子書籍用「Readers Hub」、音楽用「Music Hub」などを用意。220万以上の電子書籍、49言語以上・2000種類以上の新聞、22言語・2300種類以上の雑誌、1300万曲以上の楽曲にアクセスできるという。

ビジネス機能も特徴で、米Cisco、Sybase(独SAP)、SAPなどと提携し、セキュリティなどの機能を提供する。米Microsoftの「Exchange ActiveSync」もサポートしている。