新Sシリーズの登場で、同社のノイズキャンセル付きウォークマンは、すべてデジタルノイズキャンセルということになった。デジタルノイズキャンセリングの圧倒的な効果を手軽に使えるようになったことは、喜ばしいことだ。ただ、筆者の気のせいかもしれないが、新Sシリーズのノイズキャンセルは、以前に聴いたMDR-NC500DやXシリーズなどに比べると、そのかかり方が、若干マイルドになっているように感じらる。もしかすると、以前に聴いたモデルがデジタルアンプとの組み合わせであるのに対して、今回のSシリーズがアナログアンプとの組み合わせである点が関係しているのかもしれない。また、付属しているヘッドホンは、インナーイヤータイプで、長時間のリスニングには、という人も、少なからずいるのではないだろうか。同社では、今のところ、ウォークマンのオプションの、ノイズキャンセル対応ヘッドホンは、「MDR-NWNC33」とネックストラップタイプの「MDR-NWN33」のみとなっている。やはりオーバーヘッドタイプのノイズキャンセル対応ヘッドホンも期待したいところだ。