ThinkPadの"黒"とはちょっと変わったシルバーラインのアクセント
「ThinkPad Edge 15」は15.6型ワイド液晶を搭載するモデルだ。大きさ的には据え置き用途を想定した製品である。同じ15型ワイド液晶を搭載するThinkPadには、T510やW510もある。ThinkPad Edge 15はThinkPadシリーズの堅牢性や操作感を備えつつ価格を抑えることで、T510よりも値頃感を出しているのが特徴だ。
また、ThinkPadとしては珍しくブラック(ThinkPad Edge 15ではグロッシー・ブラック)だけでなく、グロッシー・レッドの本体カラーも展開されている。きょう体の周囲にシルバーのラインを加えるなど、デザインでも従来からのThinkPadユーザーだけでなく、新たなThinkPadユーザーの獲得も狙うといった使命を負っている。
側面のインタフェースは、左がD-Sub15ピン、USB/eSATA共用ポート、LAN、HDMI、ExpressCard 34スロット、ヘッドホン出力。右がUSB 2.0×2、光学ドライブ、ACアダプタ用ジャック。これに加え後部にパワーUSB×1、前面にメモリカードリーダを搭載している。
ThinkPadらしさが感じられるのが、液晶パネルの開度だ。最大で180度開くことができ、フラットになるまで開ける液晶パネルは、ひとつの画面を周囲からみんなで覗き込むといったシーンで重宝する。
サイズはW380×D247×H32.3~37.5mm。質量は構成によって異なるが2.14kg~2kg台半ばとなっている。据え置きがメインとなるサイズだが意外とそこまで重くは感じない。ただしバッテリは6セルモデルでも公称で約4時間と、モバイルできるかどうかは用途次第だろう。ACアダプタは小ぶりな65Wタイプ(一部モデルは90Wタイプ)が付属するので、ACアダプタを含め持ち運べる。