ノートPCを購入する際、最も慎重に判断すべきなのが「ディスクリートGPU(dGPU)」の有無です。
ノートPCにおいて、昨今のプロセッサーは、その多くが内蔵GPU(インテグレーテッドGPU、iGPU)を備えているため、dGPUは「必須」ではありません。また、dGPU搭載機は価格が上がってしまうだけでなく、冷却システムの強化によって本体重量が増し、バッテリー駆動時間が短くなるという側面もあります。
しかし、dGPUの有無は、3Dゲームにおける体験の質を劇的に変え、クリエイティブアプリの処理時間にも数倍の差をもたらします。つまり、まだPCの用途が明確に決まっていない場合こそ、幅広い作業に柔軟に対応できるdGPU搭載機を選ぶメリットは大きくなります。
今回は、最新のdGPUを搭載したゲーミングノートPC「iiyama PC LEVEL-16WR172-U7-UKSX」の詳細なスペックから使い勝手、そしてパフォーマンスまで、実機レビューをお届けします。
3Dゲームだけでなくクリエイティブ系アプリも快適に動作可能なハイスペックを実現
「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」はプロセッサーに「Intel Core Ultra 7 Processor 255HX」(20コア[8P+12E]、20スレッド、最大5.2GHz、55W[最大160W])、dGPUに「GeForce RTX 5070 Ti」を採用。メモリは16GB DDR5(8GB×2、2スロット)、ストレージは1TB(PCIe Gen4 x4接続)を搭載しています。
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本体サイズは約355×275×30.6mm
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ハイパフォーマンスな「Intel Core Ultra 7 255HX」、「GeForce RTX 5070 Ti」を効率的に冷却するために、冷却口が広く確保
ディスプレイは16型WQXGA液晶(2,560×1,600ドット、300Hz、非光沢)を装備。ディスプレイ上部には500万画素Webカメラ(Windows Hello対応、プライバシーシャッター付き)、マイクを内蔵しています。
インタフェースはThunderbolt 4×2、USB 3.1 Type-A×2、HDMI×1、有線LAN(2.5GBASE-T)×1、microSDメモリカードリーダー×1、3.5mmコンボジャック×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 7、Bluetooth 5をサポートしています。
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背面にはHDMI×1、電源端子×1、有線LAN(2.5GBASE-T)×1を用意
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右側面にはmicroSDメモリカードリーダー×1、USB 3.1 Type-A×1、Thunderbolt 4×2、セキュリティーロックスロット×1、左側面にはUSB 3.1 Type-A×1、3.5mmコンボジャック×1を配置
本体サイズは約355×275×30.6mm、重量は約2.26kg。バッテリー駆動時間は動画再生時3時間、アイドル時3.9時間(JEITA 3.0)と謳われています。
パソコン工房のBTOノートPCは購入時にカスタマイズ可能。メモリは16GB/32GB/64GB、ストレージは1stに1TB/2TB/4TB、2ndはなし/500GB/1TB/2TB/4TB、3rdはなし/500GB/1TB/2TB/4TBから選択可能です。
メモリ、ストレージは底面パネルを開ければ自分自身での交換も可能ですが、自分で増設・換装を行うとパソコン工房の保証対象外になるため、事前に用途が分かっていればグレードアップしておく方がいいでしょう。
特にメモリについてはもともと搭載されている16GBとの入れ替えで元のメモリが余ってしまうので、最新のAAAタイトルをプレイしたり、クリエイティブ系アプリで大容量データを扱いたいという人は、最低でも32GBメモリにしておくことを強くおすすめします。
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ACアダプタのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測100cm
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ACアダプタの型番は「PA-1231-26」。仕様は入力100-120V~3A、200-240V~1.5A、出力20V 11.5A、容量230W
LED内蔵や大画面ディスプレイ、Webカメラなど使い勝手もよい
ゲーミングPCらしい装備として、マルチカラーLED内蔵キーボードを搭載しています。4つのゾーンに分かれたライティングは、15色のなかから全域を同色で光らせることも、ゾーンごとに異なるカラーを割り当てることも可能。また、本体背面にも15色から選べるLEDライトバーが装備されています。自宅でのゲーム配信はもちろん、eスポーツ会場などでも存在感をアピールできる装備と言えるでしょう。
ディスプレイには、ゲーミング仕様の16型WQXGA液晶パネル(2,560×1,600ドット、300Hz、非光沢)を採用しています。最大300Hzの高リフレッシュレートにより、eスポーツ品質の滑らかな映像表示が可能。この滑らかさは対戦ゲームにおいて有利に働くだけでなく、ゲームへの没入感もより高めてくれます。
特筆しておきたいのがWebカメラの画質。ゲーミングノートPCではWebカメラはあまり重視されませんが、本製品はWindows Hello対応で、プライバシーシャッターを備えた500万画素カメラを内蔵。さらに、RGBカメラとIRカメラが独立しているため、発色が自然でノイズが少ないのが大きなメリットです。本格的なゲーム配信を行なうなら別途カメラを用意したほうがよいですが、Web会議用途であれば搭載のもので問題なく利用できるでしょう。
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Windows Hello対応で、プライバシーシャッターを備えた500万画素カメラを内蔵
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RGBカメラとIRカメラが独立しているため、室内灯下でも発色が自然、ノイズも少ないです(この写真はHDRオフで撮影)
最近のAAAタイトルを高画質設定でプレイできるパフォーマンスを発揮
今回の貸出機は、Intel Core Ultra 7 255HXとGeForce RTX 5070 Tiを中心に、16GBメモリと1TB SSDを組み合わせたハイエンド構成です。その実力をチェックするべく、定番のベンチマークを実施しました。
まずCPU性能を示す「CINEBENCH R23」では、マルチコアで32315pts、シングルコアで2146ptsという、デスクトップPCに迫る数値を記録。また、3Dグラフィックス性能を測る「3DMark」でも、Port Royalで11491、Time Spyで15473をマークし、重量級のAAAタイトルを快適にプレイするのに十分なスコアを叩き出しています。さらに、ストレージや総合ベンチマークにおいても、現行ノートPCとしてフラッグシップ級の結果となりました。
特に注目したいのは、パーツ本来の性能をしっかりと引き出せている点です。ゲームにおいては、4K+レイトレーシング環境で約60fps、WQHDなら100fps以上、フルHDなら300fpsオーバーも狙えるパフォーマンスを発揮します。クリエイティブ用途では32GB以上のメモリ増設が前提となりますが、4K・8K動画編集といった負荷の高い作業もスムーズにこなせるはずです。
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ベンチマークは、動作モードを「パフォーマンス」、ファンを「最大」に設定して実施しています
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CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は32315pts、CPU(Single Core)は2146pts


ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「KINGSTON OM8TAP41024K1-A00」を搭載。ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 9」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6058.29MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5150.34MB/s
| CINEBENCH R23 | |
|---|---|
| CPU(Multi Core) | 32315 |
| CPU(Single Core) | 2146 |
| 3DMark | |
|---|---|
| Port Royal | 11491 |
| Time Spy | 15473 |
| Fire Strike | 35762 |
| Wild Life | 86257 |
| CrystalDiskMark | |
|---|---|
| 1M Q8T1 シーケンシャルリード | 6058.286 MB/s |
| 1M Q8T1 シーケンシャルライト | 5150.340 MB/s |
| 1M Q1T1 シーケンシャルリード | 3561.046 MB/s |
| 1M Q1T1 シーケンシャルライト | 2608.272 MB/s |
| 4K Q32T1 ランダムリード | 480.864 MB/s |
| 4K Q32T1 ランダムライト | 409.183 MB/s |
| 4K Q1T1 ランダムリード | 56.871 MB/s |
| 4K Q1T1 ランダムライト | 134.112 MB/s |
| PCMark 10 | |
|---|---|
| 総合 | 11198 |
| Essentials | 10559 |
| Productivity | 20754 |
| Digital Content Creation | 17390 |
趣味も仕事も1台でこなせる汎用性の高いマシン
「LEVEL-16WR172-U7-UKSX」の魅力は、最新dGPUによる高度な3Dグラフィックス性能に加え、16型WQXGA(2,560×1,600ドット)ディスプレイによる優れた生産性にあります。
16:10のアスペクト比は一般的なフルHDよりも縦の表示領域が広く、ゲームでの没入感を高めてくれるのはもちろん、動画編集や画像処理などのクリエイティブワークにおいても、広々とした作業スペースを確保できます。本製品はゲーミングPCではありますが、趣味も仕事も1台でこなせる汎用性の高い製品となっているので幅広い用途を求める方にピッタリです。
| メーカー名 | パソコン工房 |
|---|---|
| ブランド | iiyama PC |
| モデル名 | LEVEL-16WR172-U7-UKSX |
| 型番 | ILeNEs-16WR172-U7-UKSXB |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | Intel Core Ultra 7 Processor 255HX(20コア[8P+12E]、20スレッド、最大5.2 GHz、55W[最大160W]) |
| メモリ | 16GB DDR5(8GB×2、2スロット) |
| SSD | 1TB(PCIe Gen4 x4接続) |
| HDD | - |
| 光学ドライブ | - |
| マザーボード | - |
| チップセット | Intel HM870 |
| グラフィックス | GeForce RTX 5070 Ti、Intel Graphics(300MHz~1.85GHz) |
| ディスプレイ | 16型WQXGA液晶(2,560×1,600ドット、300Hz、非光沢) |
| インタフェース | Thunderbolt 4×2、USB 3.1 Type-A×2、HDMI×1、有線LAN×1、microSDメモリカードリーダー×1、3.5mmコンボジャック×1 |
| 無線 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5 |
| LAN | 2.5GBASE-T |
| WWAN | - |
| Webカメラ | 500万画素(Windows Hello対応、プライバシーシャッター付き) |
| セキュリティ | TPM2.0対応 |
| バッテリー 容量 |
78Wh |
| バッテリー 駆動時間 |
動画再生時3時間、アイドル時3.9時間(JEITA 3.0) |
| サイズ | 約355×275×30.6mm |
| 重量 | 約2.26kg |
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