省電力LEDバックライト液晶を採用することで、もともとかなり省電力なマシンとなっている「dynabook RX3」だが、さらに省電力にするモードが存在する。キーボード奥に設置されている「ecoボタン」を押すことで、ディスプレイの明るさやスリープへの移行時間、イルミネーションLEDなどの調整を行っている省電力モードに一発切り替えができる。

キーボード奥に設置されている「ecoボタン」(左側)

同時に起動する「ecoユーティリティ」が面白い。現在の設定とともに、実際に消費している電力のグラフが表示されるのだ。ecoモードがオフの時を紫、オンの時を緑で表示するため、切り替える前と後での波形の違いがわかりやすい。また、積算消費電力を表示するモードもあり、日ごと・週ごと・月ごとの消費電力削減量を確認することができる。表示を切り替えると、電力ではなくCO2排出量として確認することもできる。

現在の設定とともに、実際に消費している電力のグラフが表示される「ecoユーティリティ」

モバイルマシンの場合はバッテリーの持ちを伸ばすためにエコモードを搭載していることが多いが、このユーティリティの表示によって、単純に使える時間が延びているというよりも、自分が貢献しているような気分になれる。燃費計がついた車のオーナーは自然と燃費走行を心がけるようになるというが、このモードを上手く使えば自然と自分にベストな省電力設定やその使いどころが見えてきて、エコも楽しめるようになりそうだ。