WIRELESS JAPAN 2010、ウィルコムのブース

16日まで東京ビッグサイトで開催されている「WIRELESS JAPAN 2010」。「ここにウィルコム」というフレーズを合言葉に、自社のPHS網を利用したサービスが、様々な場面で使われていることを紹介したのがウィルコムだ。

紹介された事例のうち、ひとつがシニア向けの「SOSボタン」だ。京王電鉄が行っているシニアセキュリティーサービスにおける事例で、一人暮らしのシニアの家にSOS用のボタンを設置。そのボタンを押すと、家族や警備会社へ電話が掛けられ、ボタンを受話器代わりに通話ができるというもの。ウィルコム定額プランを導入し、低価格で一人暮らしのシニアやその家族に安心感を与えられるサービスとなっている。

シニアとその家族向けの「SOSボタン」に、PHSが利用されている

「ここにウィルコム」を合言葉にPHSが様々な場面で使われていることを紹介した

また、コンビニATMに設置されているガイドホンにPHSを利用するというイーネットの事例も紹介されている。実際には利用頻度が低く、割高になっていた運用コストや移設時の配線工事費の発生について、PHSを利用することで運用コストが改善でき、工事費も不要になったと説明する。

その他にも、多様なPHS網の使い道を紹介し、ウィルコムが提供しているインフラの用途が、通話だけではないということを印象づけた。