テスト環境

さてそれではテスト環境の紹介である。Core i7-980X Extreme Editionでは、従来のX58プラットフォームがそのまま利用できることが特徴の一つとされており、実際IntelのDX58SOの場合、BIOS Updateだけで利用できた(Photo15)。ちなみに今回提供されたのは評価専用のβ版で、動作にやや怪しいところがあったり、見慣れない項目が追加されていたり(Photo16)したが、一度起動すると正常に動作した。

Photo15: ちなみにM/Bそのものは筆者の私物であるが、問題なく利用できた。

Photo16: 以前のBIOS Versionではここに"Enhanced Power Slope"という項目があった。要するに電圧変化の際の遷移速度を変化させるものと思われる。今回は"Low V droop"のままで利用している。

ところで一点注意を。以前のリテール版BIOSの場合、DDR3-1333メモリを装着した場合でも、デフォルト設定はDDR3-1066として動作した。ところが今回のBIOSの場合、DDR3-1333メモリを装着すると、DDR3-1333として動作するようになった(Photo17)。これに関してIntelによれば、Core i7-980X Extreme Editionの定格はあくまでもDDR3-1066であり、DDR3-1333はオーバークロック動作になるとの事であった。とはいえ、現在では既にDDR3-1066よりもDDR3-1333の方が入手性も良く、価格もこなれているのが現状であり、デフォルトでDDR3-1333動作に設定される訳なのでそのまま利用することにした(Photo18)。

Photo17: DDR3-1333 CL9 2GBメモリ×3の構成で動作している。

Photo18: JEDEC #2のスペックを使い、DDR3-1066 CL8相当で動作するかと思ったのだが、あにはからんや。もっともこれはCPU側というよりもBIOS側の問題かもしれない。

更に余談であるが、Core i7-980X Extreme EditionではXMP 1.2に対応しており、これに準拠したDDR3-1600メモリならば問題なく利用できるようだ。ただしそこらへんのDDR3-1600メモリを持ってきても駄目なようで、実際筆者が手持ちのelixirのPC3-12800ではそもそもBIOS Setupにすら行き着かなかった。対応メモリにシビアな状況は相変わらずなようだ。

その他の環境は表3に示すとおりである。VideoにはAMDよりRadeon HD 5870のReferenceを借用し、これをCatalyst 10.2で利用している。HDDは500GB×2のRAID 0、OSはWindows 7 Ultimate 64bitの日本語版という構成だ。

■表3
CPU Core i7-980X Extreme Edition (ES)
Core i7-975 Extreme Edition (ES)
M/B Intel DX58SO
Driver Intel Inf Driver 9.1.0.1007
BIOS SOX5810J.86A.5000.2010.0216.1332 Beta
Memory CENTURY HQ Memory 2GB PC3-10700H CL9×3
Video ATI Radeon HD 5870 Reference
Driver AMD Catalyst 10.2
HDD HGST Deskstar HDP725050GLA360 500GB×2 (RAID0, NTFS)
OS Windows 7 Ultimate 64bit 日本語版
.NET CLR Version 2.0.50727
Sun Java 1.6.0_16/Java Runtime Engine 14.2-b01