今回は、タッチ操作を中心にVAIO Lの使い勝手を試してみたが、マウスやキーボードによる操作では得られなかった新しい体験を楽しむことができた。とくに、Media GalleryなどのVAIOオリジナルのソフトは、タッチ操作のしやすさにフォーカスした設計になっており、使っていて単純に楽しかった。タッチパネルが大きいため、複数人で画面を覗き込んで指差しながら使えるのも、これまでのパソコンにはなかった特徴だ。

そのため、個人ユーザーがひとりで使うのももちろんおススメだが、リビングなどに置いて家族で一緒に使うと、より楽しめるのではないかと思う。キーボードやマウスの使い方が分からなくても、指でタッチするだけでほとんどの機能を利用できるため、子どもや年配の方でもあまり迷わず操作できるはずだ。これまでパソコンに苦手意識を持っていた人にも、ぜひ注目してほしい製品である。

■仕様
製品名 VAIO L VPCL129FJ/S
CPU Intel Core 2 Duo E7500(2.93GHz)
チップセット Intel P43 Express
メモリ 4GB
HDD 1TB
光学ドライブ Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)
グラフィックス NVIDIA GeForce G210M
ディスプレイ 24型ワイド(1,920×1,080ドット)
オーディオ HDオーディオ(Sound Reality)、ステレオスピーカー
ネットワーク IEEE802.11b/g/n、10/100/1000BASE-T
インタフェース USB2.0×5、IEEE1394、HDMI入力、アンテナ入力、Bluetooth、B-CASカードスロット、ヘッドホン端子、マイク端子、メモリースティックスロット、SDメモリーカードスロット
サイズ/重量 約W582.4×D190×H429mm/約12.5kg
OS 64bit版Windows 7 Home Premium
付属品 マニュアル、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード、B-CASカード、リモコンほか
実売価格 約240,000円