VAIO Lにはタッチパネルが搭載されており、画面に指で直接触れて各種操作を行うことができる。タッチパネルの方式は光学式が採用されている。これは、本体に内蔵されているふたつの光学センサを使い、三角測量法の要領で指先の位置を検出する方式。ノートPCなどに多く採用されている感圧式とは異なり、液晶面にセンサ膜が必要ないため、画質的に有利で大画面化しやすいという特徴がある。
VAIO Lのタッチパネルは、指先の検出精度も高く、軽快に操作することが可能。実際にタッチ操作してみたところ、メニュー項目やウィンドウのクローズボタンなども問題なく選択することができた。ウィンドウなどをドラッグしたときの追従性も悪くない。基本的にマウスでできることはタッチ操作でも可能なので、Webの閲覧やデジタルコンテンツの鑑賞程度なら、キーボードやマウスをしまっておいても困るシーンはあまりなかった。
指で直接触れるため、指紋が気になる人もいるかもしれないが、液晶の輝度が高いこともあり、PC使用中は画面の指紋はほとんど目立たない。指紋がついても、液晶表面がガラス素材のため、布などで簡単に拭き取れる。ちなみに、製品にはクリーニングクロスが標準で付属している。
もっとも、そうはいっても「やはり指紋がつくのが気になる」という人もいるだろう。そこで、手袋をした状態でタッチ操作できるかどうか、試してみることにした。使用した手袋は、冬物でかなり厚手のもの。手にはめて画面に触れてみると……。なんと、まったく問題なく操作できた! ドラッグやマルチタッチなどもOK。ウールの分厚い手袋なので、さすがに細かい操作はしづらいが、意外なほどスムーズに操作できるという印象だ。スキャナなどで写真フィルムを取り扱う際に使う薄手の作業用手袋なら、もっと快適かもしれない。実際に操作している様子をビデオカメラで撮影してみたので、参考にしてほしい。
動画 - 手袋をしてタッチパネルを操作してみても!? |
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調子に乗って手袋をしたままタッチ操作してみた。意外にスムーズに操作できてビックリ! |