今回のモデルには、タッチ操作に最適化されたアプリケーションもプリインストールされている。
そのうち「VAIO Gate」は、VAIOオリジナルのランチャーソフト。画面上部のタブをタッチすると、アプリケーションアイコンが表示され、いずれかを選ぶとそのソフトが起動する。指先の動きに追従してアイコンを拡大表示してくれるため、タッチしやすいのが特徴。アイコンの並び替えはドラッグ&ドロップで行える。
「Media Gallery」は、写真やムービー、音楽などのデジタルコンテンツを管理するためのソフト。コンテンツはサムネイル画像で表示され、それをタッチすることで簡単に再生・閲覧することができる。サムネイルやメニュー、ボタン類は、すべてタッチ操作を考慮して大きめのサイズになっており、「間違えて隣のサムネイルを押してしまった」などという操作ミスが起こりにくくなっている。
Media Galleryでは、画面のスクロールや画像のズーム、回転なども、タッチ操作で行うことが可能。ちなみに、スクロールは指の動かし方で加速度が変わる。指をゆっくり動かせばスクロール量も少なく、素早く動かせばスクロール量も大きくなる。そのため、コンテンツが多くても目的のものを容易に探し出すことができる。
動画 - Media Galleryの操作感 |
---|
「Media Gallery」は、音楽や動画などのデジタルコンテンツをタッチ操作で再生・閲覧するソフト。画面のスクロールなどもタッチ操作で快適に行える |
「WebCam Message Board」は、家庭向けの掲示板ソフト。本体に内蔵されたWebカメラで撮影した動画や静止画に、指先で手描きメッセージやイラストなどを入れることができる。動画の場合は、画面をタッチするだけで簡単にアニメーションを合成することも可能。例えば、自分の顔の周囲に、ゆらゆら揺れている風船や、泳いでいる魚のアニメーションを加えることができる。これは、かなり楽しい。作成したメッセージは、メールに添付して送ることもできる。また、ブラビアユーザーにポストカードを送信して、テレビ画面上でメッセージを見てもらうことも可能だ。
このほか、PS3やPSPなどのソニー製品ユーザーならおなじみの、XMB(クロスメディアバー)を採用したデジタルコンテンツ管理ソフト「VAIO Media plus」もタッチ操作で快適にオペレーションできる。
動画 - クロスメディアバーもこのとおり |
---|
クロスメディアバーを採用した「VAIO Media plus」。付属リモコンでも操作できるが、タッチ操作でもスムーズに利用できる |
なお、ここまでに紹介したアプリケーションの一部については、実際に操作しているところをビデオカメラで撮影してみたので参考にしてみてほしい。ちなみに、今回の撮影は、いずれもソニー製の縦型ハンディカム「HDR-TG5V」で行っている。
この機種を使用するのは今回が初めてだったが、マニュアルなど見ずともフルオートで簡単に撮影することができた。とくに印象的だったのが顔認識機能。PC側で写真や動画を再生した際、人物が写っていると、その顔を認識して自動的にピントや露出を合わせてくれるのが便利だった。