米Appleが1月26日にスペシャルイベント開催を計画しているという英Financial Times (FT)のレポートを紹介したが、同件に関して新たな追加情報が出ている。Business Insiderが23日(米国時間)に報じたところによれば、米Appleはすでに一部アプリ開発者に対して"フルスクリーン"対応を打診しており、1月公開のデモに備えているという。

"フルスクリーン"とは、iPhoneやiPod touchで一般的な320×480ピクセルといったモバイル機器向けの解像度ではなく、より大きな画面サイズのことだ。iPhone/iPod touch向けアプリの多くはこのスクリーンサイズに合う形で最適化されていることが多く、より大きいスクリーンサイズのサポートを一部開発者限定で米Appleが打診しているという。Business Insiderが関係者の話として伝えるところによれば、1月のイベント時点では製品が発売されることはなく、デモの紹介のみにとどまる。実際の発売は3月を想定しており、既存のアプリ開発者が"フルスクリーン"対応するための時間稼ぎに利用されるというのが同サイトの推測だ。

これが意味するところは、1月に発表されるのは噂の"Apple Tablet"となるが、これに関しても複数の説が入り乱れている。たとえば、Boy Genius Report (BGR)は同日の記事で、1月に発表される製品は「"100%"の確率で7インチサイズのタブレット型デバイスになる」と報じている。だが以前掲載した記事「米Appleの新型タブレットは2010年3~4月か - 10.1型サイズで登場」のように、小売りのサプライチェーンをウォッチしているアナリストの分析では10インチまたは11インチのタブレットになる可能性が高いという話もある。Business Insiderの分析によれば、登場するタブレット型製品は1種類ではなく、1月に発表されるのはいくつかある製品の最初の1つになる可能性が高いという。