G-SHOCKワールドツアーの責任者、田中氏は語る。

カシオ計算機 時計戦略部 室長 田中秀和氏

「G-SHOCKの認知度が9割を超える日本では、G-SHOCKが誕生した頃にはまだ生まれていなかった若者たちにも訪れていただけるようにパーティーを中心に、まだそこまで認知度の高くない海外では、おもにメディアやセレブリティ、ディーラーを招待し、カンファレンスとパーティーの二部構成でツアーを展開しました。

ただ、どの会場でも、G-SHOCKの"タフ"という価値観は伝えるように心がけました。海外のカンファレンスでは、G-SHOCKの生みの親である弊社の伊部菊雄による開発秘話に多くの方に耳を傾けていただく一方、G-SHOCKが入った氷の塊を叩き壊すなどのパフォーマンスで、G-SHOCKのタフさを体感していただけたと思います」

イベントのコンセプトは世界共通。それを表現するための具体的な内容・演出は、現地の支社やディーラーの創意工夫に任せて、イベントは催された。そのため、スタッフが主体的に行動し、世界中のカシオに関わるすべての人間のモチベーションアップにもつながったそうだ。実はこれが一番大きかったかもしれない、とも田中さんは付け加えてくれた。

G-SHOCKワールドツアーに合わせ、オリジナルグッズも数多く誕生した。写真は、パリのワールドツアー限定G-SHOCK

今年の大成功により、来年もイベントは継続される見通しとのことだが、その前にファイナルの東京を最高のかたちで締めくくるという。

「G-SHOCK MANの等身大フィギュアを筆頭に、世界各国で使われた什器を一堂に会する予定です。さらにパリで公開したG-SHOCK MANのアニメーションのロングバージョンもお見せできる予定です。また、ダンスミュージックだけでなく、落ち着いた大人の方々も楽しめるように、G-SHOCKにご協力いただいているアパレルブランドのプロデュースによる、ラウンジ系の音楽が流れるプールサイドの空間もご用意します。きっとスペシャルな夜になりますよ」

日本で制作されたツアーグッズには、アパレルブランドとコラボした限定品も

実は現在、渋谷パルコのクリスマスツリーを、G-SHOCKがジャック中という。誰もが思い浮かべるもみの木のクリスマスツリーではなく、キューブを幾層にも重ね合わせたクリスマスツリーをディスプレイに、ビジュアル・アーティストのMASARU OZAKIがG-SHOCKの世界観を表現した映像が流されている。

ツリーは12月25日まで点灯中。未体験のクリスマスツリーの下で聖なる一夜を過ごした後は、12月28日に東京・ageHaで行われるG-SHOCKワールドツアーファイナルステージで熱く濃密な夜を……。

中田ヤスタカや森田昌典、鈴木亜美をはじめとするツアー出演陣の詳細はこちら