「Finale 2010」パッケージ

イーフロンティアは6日、音楽出版や演奏家などのプロフェッショナルから、趣味で楽しむアマチュアまで幅広い層に支持されているという楽譜作成ソフト「Finale 2010」を12月11日に発売すると発表した。プラットフォームはWindowsとMac OS X対応のハイブリッドで、価格はオープン、市場予想価格は6万3,000円前後。また、解説本付きパッケージが市場予想価格6万5,000円前後で販売される。

同ソフトは、パソコンのキーボードやMIDIキーボードなどから音符の入力が行える楽譜作成ソフト。また、楽器の音を音符に変換するマイク入力や、紙の楽譜を取り込むスキャン入力にも対応。作成した楽譜を元に音楽の再生を行うこともでき、教育現場で役立つ「トレーニングウィザード」や、楽譜と動画と同調させてプレイバックすることで、映画などの映像に合わせた作曲や編曲を行う機能も用意されている。

今回発売されるバージョンでは、パーカッションの譜表の表記や、符頭をドラッグすると打楽器名が表示されるといったパーカション入力の強化が行われている。他にも、自動的に並び替えが行えるリハーサルマーク、「楽譜へ直接タイプ」と「MIDI入力」が切り替えを行わなくても併用できる機能などを搭載した。

Windowsでの動作環境は、対応OSがWindows XP / Vista / 7(64bit互換あり)、CPUがPentium 4以上、メモリが1GB以上など。Macでは、対応OSがMac OS X 10.4 / 10.5 / 10.6(各日本語版)、CPUがPowerPC G4(1GHz)以上、メモリが1GB以上などとなっている。