引き続き、Windows 7を早期導入したアステラス製薬の野木森雅郁社長が登壇し、同社のIT戦略について説明。2010年4月から同社の中国の拠点を皮切りに、Windows 7搭載PCを全社に20,000台導入。日本においては今年11月までに導入を完了し、グローバルですべてのPCをWindows 7環境にするとした。

アステラス製薬 野木森雅郁社長が登壇、同社IT戦略を解説

Windows 7を導入した理由を説明

野木森社長は、「Windows 7を導入した理由は、マルチ言語対応であり、業務システムのグローバル化が可能なこと、社員が移動して作業する際にも同じ環境を維持し、仕事ができるバリアフリー型の状態を実現でき、グローバルでの人の流動化に対応できること、セキュリティか強固なこと、運用コストの削減が図れることにある。当社は、グローバルにおいて、よりステップアップできるだけのスピードを持ったビジネス展開が必要であり、会社のディシジョンの迅速化、より効率的なコミュニケーションの実現を期待している」とした。

マイクロソフトの樋口社長は、今後半年以内にWindows 7を導入するとした228社のうち、ヤマト運輸、ホンダアクセス、日本興亜損保、リコーなどの事例を紹介しながら、「半年間で導入するとした企業に加えて、今後1年以内という観点ではさらに増えることになる。Windows 7の滑り出しは順調」と語った。