マイクロソフトは5日、東京・三越前のマンダリンオリエンタル東京で、「Microsoft Executive Forum」を開催した。同フォーラムは、官公庁や企業のCIOなどを対象に、WindowsのビジョンやWindows 7による生産性向上とコスト削減シナリオなどについて説明することを目的に開催したもの。

同フォーラムは、官公庁や企業のCIOなどを対象に、WindowsのビジョンやWindows 7による生産性向上とコスト削減シナリオなどについて説明することを目的に開催したもので、テーマは「The New Efficiency=効率と効果の新方程式」。米Micorosoftのスティーブ バルマーCEO(最高経営責任者)と、マイクロソフト日本法人の樋口泰行社長が講演した。

米Micorosoftのスティーブ バルマーCEO(最高経営責任者)

マイクロソフト日本法人の樋口泰行社長

樋口社長は、「経済回復については二番底が懸念されるなど、ヨタヨタ感がある。そうした中で、短期的な決算の数字を改善するといった解決策ではなく、長期的にローコスト体質にするためにはどうしたらいいか、生産性を長期的に改善するためにはどうしたらいいか、といった声が企業から聞かれるようになってきた。また、非効率だったものを最適化するといった取り組みに真剣味が出てきた。日本の企業は欧米の企業に比べて最適化に対して遅れていると感じる。ユーザーがシステムに歩み寄るのではなく、システムがユーザーに歩み寄ることが多く、それが非効率なシステムを生み出している。厳しい環境では、もはや元に戻るということはなく、新たな時代が訪れようとしている。New EconomyあるいはNew Efficiencyといわれる世界において、新たなビヘイビア(行動様式)が求められている。こうした中でマイクロソフトは、エンタープライズビジネスに対して、会社の姿勢、マインド、品質の考え方、そして社員の親和性という点での強化を図ってきた」などとした。

テーマは「The New Efficiency=効率と効果の新方程式」。New EconomyあるいはNew Efficiencyといわれる世界において、新たなビヘイビア(行動様式)が求められている