Windows 7は、3,000人のマイクロソフトのエンジニアが2年半~3年をかけて開発したもので、50,000人のパートナー企業が完成前から開発に協力。さらに800万人の顧客が開発前のWindows 7を試用

また、スティーブ バルマーCEOは、「もっと効率性を高める必要がある。複雑性を排除し、経営・運用コストの削減、これまでにはない効率性の追求や生産性向上への取り組み、そして新たなイノベーションへの取り組みが必要だ。マイクロソフトは、年間95億ドルの研究開発投資を行っており、これによって、より良いツールを提供できる」と語ったほか、Windows 7についても言及。「Windows 7は、3,000人のマイクロソフトのエンジニアが2年半~3年をかけて開発したもので、50,000人のパートナー企業が完成前から開発に協力していただいた。さらに800万人の顧客が開発前のWindows 7を使い、ここからも多くのフィードバックを得た。日本においては、IT産業に従事する人の30%が、完成前にWindows 7を使っており、こうした動きが何千というアプリケーションをWindows 7上で動作させることにつながっている。Windows 7は、経済環境が悪化してから開発を始めたものではないが、より少ないコストで、より効率性を高めることができるOSである。日本では、今後半年間で228社の企業がWindows 7の早期導入を決定しており、PC1台あたりの年間コストは最大で17,400円削減となっている。MDOP(Microsoft Desktop Optimization Pack)を導入することで、さらにコストを削減でき、削減した予算を他のITプロダクトに再投資できる」とした。

今後半年間で228社の企業がWindows 7の早期導入を決定。PC1台あたりの年間コストは最大で17,400円削減。MDOP(Microsoft Desktop Optimization Pack)を導入することで、さらに削減できる

さらに、クラウドについてもコメント。「クラウドは、少ないコストでイノベーションを起こせるものであり、管理コストの削減も可能となっている。クラウド環境にすぐに移行できるのか、企業の境界線を越えて導入ができるのかといった点に不安を持っているITスタッフも多いだろうが、コカコーラやマクドナルドは、すでにクラウドの恩恵を受けている」などと語った。

クラウドは、少ないコストでイノベーションを起こせるものであり、管理コストの削減も可能